プロフィールと投稿時間
前回までであらかたの設定はできたと思います。最後に、あなたの『プロフィール』を設定しましょう。
言い換えれば自己紹介ですね。自分の好きなものや、どんな作品を書くかの方向性を紹介なさる方が多いようです。
作品を読んでもらうために効果的なプロフィールを考えていきましょう。
・自作の宣伝をする
ストレートな手段ですね。わざわざ説明するまでもないかなと思いましたが、宜しければお付き合いくださいませ。
せっかく書いた作品、できるだけ多くの方に読んでもらいたいですよね。自作の情報を、プロフィールにも盛り込みましょう。
あまり長くても逆効果なので、載せるのは次の3つに
①作品のキャッチコピー
②作品タイトル
③どんな方におすすめか
それぞれ見ていきましょう。
①作品のキャッチコピー
ここで言うキャッチコピーですが、必ずしも『小説設定』で考えた色付きのキャッチコピーと同じものである必要はありません。
むしろ別なものを考えた方がよいでしょう。既に設定したキャッチコピーとは違った角度から、作品のイメージを改めて伝えてみましょう。
盛り込む要素を挙げてみました。
A.どのような主人公か
B.その主人公は何を成すのか
C.作品のジャンル
3つすべて網羅しなくても結構ですし、別な要素を入れても構いません。あなたのやり方で、作品を宣伝するアオリ文を作りましょう。
参考にならないかもしれませんが、一応僕のプロフィールで使っていたキャッチコピーを、具体例として載せておきますね。
ついでですので、②作品タイトルと③どんな方におすすめかも流れで載せておきます。
*
①不器用な主人公が若者を救うギャグ寄りラブコメ
②「会社に行くフリして女の子を助けたらハーレム状態になった反面教師おじさん」
③女子高生や幼馴染、妹や後輩から好かれたい方におすすめです
*
実際には、①などの番号は振っていません。説明のために記しました。キャッチコピーを上記のABCに分解すると、こうなりますね。
A.どのような主人公か = 不器用な主人公
B.その主人公は何を成すのか = 若者を救う
C.作品のジャンル = ギャグ寄りラブコメ
作品をひと言で表すのが効果的だと思われます。
②作品タイトル
これは転記するだけですので、説明は特にございません。
③どんな方におすすめか
作品はどんな読者様に『刺さる』のか。ターゲットを明確に示して呼び込みましょう。
僕のはちょっと曖昧ですね……。『好かれたい方は』って、好かれたいかどうかならたいていの方が好かれたいに決まってますよね。ちょっとふわっとしていて弱いです。
本当はもっと的を絞って書いた方がいいですね。その方がより深く刺さるので。書き方を工夫して、「こんな人におすすめですよ!」と強くアピールしましょう。
・最初の40文字を意識する
『紹介文』では、最初の89文字が重要というお話をさせていただきましたが、プロフィールで特に大事なのは、最初の40文字です。理由を説明しますね。
カクヨム様には、『自主企画』というイベントがあります。ユーザーの方が自主的に企画を立てて、その企画にほかのユーザー様が参加していく、というタイプの催しなのですが……。
自主企画の詳しい説明は、また改めてさせていただきますね。ここでは『自主企画』ページで表示される、『参加者』の欄に注目したいと思います。
企画に参加している方のペンネームが並ぶのですが、名前と一緒に、プロフィールも40文字目まで表示されるのです。
つまり、最初の40文字に興味を
まあ、正直どれ程の効果が見込めるか定かではないのですが、工夫しないよりはいくらかマシかな? と僕は考えております。せっかく露出できるポイント、積極的にアピールしましょう。
・SNSと連携する
プロフィールを編集する画面には、『Xアカウント』という項目があります。カクヨム上のユーザーページに、Xアカウントへのリンクを追加できるのです。
僕はXをやっていないのでピンと来ないのですが、おそらく簡単に紐づけできるはずなので、Xユーザーの方は参考にしてみてください。作品をXで宣伝するのもよいかもしれませんね。
・作品を投稿する時間を載せる
必須ではありませんが、プロフィールに作品の投稿時間を載せている方もいらっしゃいますね。読む側からするとありがたい情報ですよね。
ところで、どの時間帯に投稿するのが効果的なのでしょうか。色々な意見があるようですが、僕が先輩方の創作論を読み
・朝(8時~9時)
・昼(11時~12時)
・夕方(17時~20時)
夜がおすすめされていないのは、投稿が集中していて、『新着小説』欄に載る時間が短くなってしまうからだそうです。たくさんの作品が次々と更新されるので、あっという間に押し出されてしまいます。
でも、夜にしか投稿できない方もきっといらっしゃいますよね。ご安心ください。好きな時間に投稿できる方法があるのです。
それは『予約投稿』機能です。あらかじめ投稿時間を設定することで、その時間に自動で作品が投稿されるのです。操作は簡単なので使ってみれば分かりますよ。
ちなみに、時間を指定する際、『19:00』← このような表示が出てくるのですが、数字を直接打ち込むと、分刻みで予約することができます。なので『19:00』ではなく、『19:37』などにすることも可能です。
できれば半端な時刻で投稿することをおすすめします。切りのいい時間だと、同じタイミングで投稿する方が多いために、新着小説欄がパンパンになってしまうのです。
より長く露出するためには、切りのいい時間や、『19:59』などのすぐに押し出されそうな時刻は、避けるのが無難かもしれません。
では、今回のまとめです。
・プロフィールで自作を宣伝
・最初の40文字を意識
……あえてこれだけにしておきます。プロフィールですからね。あれこれ説明させていただきましたが、最後は自分らしく楽しくカスタマイズしましょう。
皆様大変お待たせいたしました。『前半 準備 ~ 投稿』の章は、これにて完結です。投稿するための準備はだいたい完了したと思われます。テンポが悪くて大変申し訳ございませんでした。
また、ここまでお付き合いくださり本当にありがとうございました。こんな失敗続きの僕でも、少しでも皆様のお役に立てたのなら幸いです。(もっとも、先輩方の創作論を見よう見まねしているだけではございますが……)
創作論もどきはもうちょっと続く予定です。もし引き続きお付き合いくださるのであれば、率直に申し上げて僕はとても嬉しいです。
次回は近況ノートの使い方を見ていきましょう。それでは失礼します。(2767文字)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます