第42話 ラウラ

 起きるとルイーザとエリスがベッドで寝ている。

 エリスに優しくキスをした。



「んんっ……おはようございます……ロウ様……来てくれて嬉しかったです。」



 反対を向くとキッとルイーザが睨みながら体を締め付けてキスをしてきた。 足を絡ませて体をクネクネさせている。 後ろからもエリスが自分の胸を押し当ててくる。


 ルイーザはラファエラと鍛錬をしたいと言うので森の中へ転移で飛んだ。



(ラファエラ、俺のところへ来い) 



 ラファエラはしばらくすると空から飛んできてクレーターを作る。ルイーザは血を操る能力を持っていて、血で出来た赤いレイピアを使っているみたいだ。しかしラファエラに軽くいなされている。 2人は放っておいて、ネルソンの城に行く。



「お帰りなさいませ、ご主人様。ささ、こちらへ。」



 無理矢理に玉座に座らせられると、ネルソンと配下200匹くらいが俺の前に一斉に跪いた。 みんなほぼ裸だ。



「ルーカス」



「は!魔族たちの装備品でしょうか!ある程度強いものにはこれまで集められた装備品を渡していきましょう。」


「お……おう。」

 


 ルーカスは俺が何も言わなくても俺が何かしたいかわかるようだ。ネルソンにオリハルコンの武具と片手剣が、自動で装備されていく。途中からミスリルになり、半分くらいは装備が行き渡ったようだ。


 闇の軍勢が誕生した…人間を滅ぼしにでも行きそうな勢いだ。ラキ、マドカ、ロゼ、ソフィア、ネルソン、ルイーザ、キエンを、連れてドワーフのところへ飛ぶ。



「おう!久しぶりだな。京子さんはもうあらかたの事ができるようになったぜ!防具ならイメージ通りに作成できるし、能力も付与できるようになった。」



それはすごいな。外に出てラファエラの切り取った半身を取り出す。



「こりゃあ……ファイアドラゴンか……初めて見たぞ……」



 恐る恐る素材に触る。



「これで俺とコイツ達の防具を作って欲しくてな。」


「元々火耐性はあるから魔法、物理耐性がいいか…」


「俺のはガッツリな鎧じゃなく、普段着でも着れるようにしてくれ。」



 ラキは軽装に中に着込む感じで最小限に中に着込むチョッキと小手、ブーツ、ロゼは袴、胸当て、マドカ、ソフィア、ネルソンはフード付きコートと中のチョッキ、ブーツを。キエンはガッツリ鎧兜、ルイーザは軽装とコートを頼んだ。



「ラファエラ、他のドラゴンは知らないか?」


「あまり干渉しないのでわかりません。すみません。」


「手応えのありそうなやつは?」


「そうですね…剣術を極めるためにアンデットになった者は知っております。

 あの者とは正直やり合いたくありません。」



 ラファエラがやりたくないのか。かなり強そうだな。



「そのアンデッドはどこにいるんだ。」


「はい、レガネスの大陸のカルビアの南、火山のさらに南だったかと。」



 火山島に転移して、ドラゴン形態のラファエラに乗る。ラファエラが森の中に降りた。町や村はないようだが…



「この辺りで気配を感じる。主気を付けてくれ。間合いは狭いが太刀筋が見えない。」



 剣を使う相手か。



「ラファエラ、準備するから待て。」


「はっ。」



 ラウラを指輪で召喚する。指輪渡しておいてよかった。



「ラウラ、振動して切れ味を上げた剣を出せ。」



ラウラとはいくつものパターンの武器を試行錯誤して、確立している。ラウラは全魔力を注ぎ込み切れ味に特化した振動ブレードを出した。魔力をこめると空気が震える。 ラウラにキスをして、頭を撫でてやる。



「ロウ様、いつか私にも子種をくださいね。」


「ルーカス、そばにいろ。物理障壁を頼むぞ。」


「は!仰せのままに。」


 そのままラファエラについて歩いていく。


「このあたりか……」



 空気が変わったのを感じるとラファエラが一度歩みを止め、警戒した歩き方に変わった。少しづつ歩いていくと、石に腰掛ける着物のような服を着る影の薄い人影が見えた。その人物は石から立ち上がり、膝を軽く曲げて、隙だらけのように少し前かがみで立った。


 いつの間にか細く長い剣を抜いている。鍛えられた刀のようだ。ボサボサの髪を後ろで縛っていて、影が薄いと感じるほど存在感を消している。しかし、間合いに入ったら斬られそうだ。



「俺がやる。」



 全身の力を抜き、剣を前に構える。ラファエラの突きをイメージする。流れるような突きだ。少しづつ前にジリジリと間合いを詰めて、相手が動くのを待つ。間合いに入っているはずだが動かない。


 こちらから仕掛けるかと思案した時、下から一太刀目が来た。切っ先は見えないが 体の動かし方、踏み込みでタイミングを読む。


 振動ブレードがギリギリ踏み込みに間に合い、太刀を受け止めた瞬間にその太刀を斬り、そのままの勢いで相手の首に剣が貫いた。


 ゴボッと黒い血を吹き出したのですぐに口から血を飲ませる。

 貫いた首は繋がった。



「完敗でした……最初から武器破壊を狙っていたとは。」


「剣の性能に助けられただけだよ。」


「よろしければ主として、お支えさえさせてください。」


「あぁ頼む。」



土色の肌は色味を取り戻している。

ラファエラが俺の横に立った。



「主の血を飲んだおかげでアンデット化が治り、ハイヒューマンになったみたいだ。」



 ハイヒューマンは仙人のように人の壁を乗り越え、存在進化したものだとと言う。俺より高位な存在じゃん…


「主はとっくにハイヒューマンですぞ…」


「えっ…」



 知らなかった。いつの間にか人間やめてた…

名前は過去に捨てたというので、五右衛門と名付けた。懐かしいな。


 やはり、斬鉄剣がないとな。すぐにドワーフの工房に行くことにする。



「すまんがこいつの武器を作って欲しくてな。俺が斬ってしまってな。」


「おう。構わないが折れた剣を見せてくれ。」


「これは…オリハルコンじゃねぇな…ヒヒイロカネだ。」


「私も師匠から譲り受けたもので良く知らんのです。」


「ヒヒイロカネは海底に眠り、オリハルコン以上に魔力を通し、切れ味は魔力により青天井と聞くが本当に…」


「ロウ様!」

 ニョキッとルーカスが生える。


「これが役に立つと思います。」



 ルーカスが真っ赤な鉱石を渡してくる。かなりの大きさだぞこれ…



「これはヒヒイロカネじゃねーですかい!」


「ミスリルタイマイに海底の鉱石を食べさせ、排出された中に入っておりました。」


 仲間にしておいてよかったミスリルタイマイ。


「どれだけかかるかわかんねーが、折れた剣を参考にこれ以上の剣を作ってみせるぜ。しかし、ヒヒイロカネの剣を斬るとは旦那は何者なんですか…」


 (ラウラの武器はすげーな。)



 その後、ソフィアと森にでた。



「強い順に魔物を10匹出してくれ。ミスリルタイマイ以外だ。」



 ソフィアが魔力を練ると10の魔法陣が現れ、10匹の魔物が召喚され、跪く。



「お前たちは俺の魔物の序列10位以内に入る者だ。それぞれ強い部下を集め、装備品を充実させ、強くなれ!」


「はっ!」「ぐおー!」


 ラファエラ ファイアドラゴン

 ルーカス  悪魔

 五右衛門  ハイヒューマン

 ヴィクトル アースドラゴン

 アーロン  サハギン

 キエン   鬼人

 ルイーザ  ヴァンパイア 

 ネルソン  魔族 

 イサーク  サイクロプス

 ラウラ   ナーガ


 本当に戦ったことはないから分からないがこの順番でだいたいの順番だ。あとでそれぞれ様子を見に行くことを考えながら、屋敷に戻り、夕食を食べて部屋に戻ることにした。


 ラミアのラウラがドアの前に立っていた。


「本日、ご主人様のお相手をさせていただきます、ラウラです。よろしくお願いします。」


 ラウラはラミアだが下半身が人の足になっている。黒髪で長く伸ばして、少しウェーブがかかっている。スタイルがよくクビレラインが綺麗で、胸が強く主張している。目が大きく、友達のお姉さん系だ。


 ブラとパンツが一体型になっているスケスケの下着をつけている。胸元に飛び込んでくるので抱き寄せて頭を撫でてやった。頭を胸に擦り付けてくるので、お尻を触りながら部屋に入り、ゲートをくぐる。入った瞬間にラウラは何かに身体を絡め取られる。


「くっ、なんだ!」


 ラウラに巻き付いたドロドロは壁になって固まった。焦らずに状況からラウラの欲望を推察する。壁はラウラの手首と首を固定していて、部屋を完全に2分している。ラウラは中腰の状態だ。


 俺は胴体側にいるがラウラからは俺がわからないようだ。俺からは頭側の部屋が見えるが、あちらの部屋で幻覚の俺は壁に固定させられているのが見えた。ラウラの魔法もキャンセルさせられているようでただジタバタしている。



「ご……ご主人様!大丈夫ですか!ま……魔法が使えない……」



 壁を壊そうと力を入れているが随分頑丈な壁のようでびくともしない。まずは背中を優しく撫でる。



「んんっ……や……やめろ!」


 そのまま腕、脇、お腹へと撫でていく。


「んんっ……くっ……」 



 ラウラの身体の下にしゃがんで入る。麓から優しく撫でて、時間をかけて山頂に。



「や…やめろ…」



 絞るように両手で揉みしだいて、下から口でペロペロと舐める。甘い汁が出てきた。甘いが舌がピリピリして頭がボーっとする。



「あぁっ…や…やめろ…の…飲むな…」



 夢中で絞り出してチュパチュパと吸い付いてしまっていた。



「あぁ……うう……ん……」



 ラウラは身体を震わせている。そのままお腹周りを舐めて、太ももへ移動する。太ももも甘い汁がダラダラと垂れている。甘い汁を舐め取りながら後ろに回る。お尻を優しくマッサージしながら奥から吸い出すようにジュルジュルと吸い出す。



「んん…いや…や…やめて…うう…」



 部屋のドアが開く。ドアを抜けると頭の方に出た。



「い…いや…やめて…何でゴブリンが…」



(またゴブリンになったのか…。)



 ラウラは涎を垂らしてがっくりとうなだれている。ラウラも意識が朦朧としているようだ。唇にキスするなされるがままだ。



「いや…」



 チュパチュパと涎を垂らしながらキスをする。俺の突起を黒髪美人のラウラにくわえさせる。噛みつかれないように下の歯を無理矢理に開けさせた。



「んんっ……ぃゃ…んごっ…んご…んん…」



 口を目一杯開けて喉まで使って包み込む。身体をビクビクと震わせる。身体の部屋にもどり再び溢れ出て滴る甘い汁を啜る。



「んん…んんっ…」



再び身体を痙攣させ始める。少しづつ中に入っていく。



「いや……ロウ様……見ないで……うう……」



 首より下しかない身体を上下に揺らす。



「ああ……あ……」



 ラウラは身体を痙攣させ、甘い汁を溢れ出させる。山頂から溢れ出てくる甘い汁を搾り取り、吸い飲む。



「あぁっ……飲まないで……いや……」



 中に入ったり、甘い汁を搾り取ったりを繰り返すとラウラが、痙攣だけを繰り返すようになった。甘い汁がダダ漏れになり次々溢れ出てくる。

ごくごくと激しく揉みながらたくさん出させる。が軟化してドロドロになるったので、ぐったりしたラウラを抱きかかえてベッドに戻る。



「ロウ様の……ご……ごめんなさい……」



 キスをして搾り取る。痙攣させ、ビュッと甘い汁を飛ばす。

 


「あぁ……の……飲んで……ください……」



 強く搾り取りながらゴクゴクと甘い汁を飲んだ。

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