第38話 アデラ

 俺の横で寝ているバウリナのうさ耳を撫でてやる。

 ふんわりとした産毛みたいな毛並みが気持ちいい。



「んんっ……ご主人様、おはようございます……耳を触られると感じて今います……」


「バウリナ、どこか行きたいところ、やりたいことはあるか?」


「よろしければですが、ウトトレーラの街の近くの森の私の村に一度帰りたいです。

 でも決してロウ様の元を離れたいと思っているわけではありません。」



 ウトレーラにゲートで飛ぶ。ラキ、マドカ、ロゼ、ソフィアが一緒だ。



「主、今日はどこへいくの?魔物討伐?」


「今日はこのバウリナの故郷へ寄りたいと思ってな。」


「お前たち体がなまるだろうから連れてきた。」



 バウリナの白い肌を抱きながらフレイムリザードに乗る。



「私の席……バウリナ許すまじ……」



 ラキがキッとバウリナをひと睨みしてラキ専用のかわいいフレイムリザードに乗ると、前方の敵に八つ当たりするかのようにシミターを投げながら次々と魔物を従属化していった。


 ロゼとマドカは低空飛行するワイバーンに跨り、魔物を葬っていく。

 後ろで従属化した魔物をソフィアが召喚契約していく。もう流れ作業だな。

 この森は1つ目のサイクロプスが多い。


 あとはサンダータイガーだ。フォレストタイガーより黄色く、大きい。

 サイクロプスは3メートルくらいあり、普通の人間にとっては脅威だ。

 生えている木を棍棒みたいに振り回してくる。


 サンダータイガーも3メートルくらいあり、雷を角から放つ。

 素早く、視覚から雷を放たれたら感電して動けなくなるだろう。

 巨大な魔物をどんどん従属化して、森を進む。



「ロウ様、あの場所に洞窟があります。」



 バウリナに案内されると魔道具で洞窟は見つかりにくくなっていたようで、近づくと突然洞窟が現れた。

 中はカンテラの明かりで照らされている。

 これも魔道具のようだ。


 しばらく進むと広く開けて、地底湖のようになっていた。

 地底湖の周りに木で作った建物が幾つも建っていている。

 バウリナは1つの建物に入っていった。


 同じ年くらいのバニーたちを紹介される。

 サイクロプスとサンダータイガーが生息する森の割にこの村の森の者は弱すぎる。 

 バウリナによるとバニーたちは定期的に奴隷に出されて生活資金を稼いでいるという。


 湖の魚や森の実などを魔物の隙を見て収穫するが足りないようだ。

 地底湖を眺めていると湖で釣りをしているバニーたちがいる。

 静かな村だ。


 急に入口のほうが騒がしくなった。

 入口からバニーたちが次々逃げてくる。

 見ると多数のサイクロプスと一匹だけ一際大きく色が赤黒いサイクロプスがいるのが見えた。



「きゃーーー!」



 サイクロプスはバニーを捕まえては袋に入れている。

 ソフィアが魔力を練り終え、魔力を解き放つ。

 連続して幾多の魔法陣が地面に出現する。


 赤黒い鎧を着たオーガがファイアリザードに跨り魔法陣から一斉に現れた。

 敵と同じくらいの数だろうか。

 先頭にはキエンが青いハルバードを持って赤黒いサイクロプスに一騎駆けをしているのが見える。


 オリハルコンの武具を着たオーガ部隊には体の大きいサイクロプスも刃が立たない。

 ミスリルやアイアンの装備をしている個体もいるがバターのように斬られている。

 殺された個体もいるがルーカスによってすぐに収納されていく。


 キエンは赤黒いサイクロプスと同じくらいの大きさだ。

 キエンの戦闘力が高いのはわかるがサイクロプスはなんかバーサク状態のように闇雲に戦っているように見える。



「キエン、血を飲ませるから殺すなよ。」



 キエンは赤黒いサイクロプスの足と腕を切り落とし地面に転がした。


 俺は赤黒いサイクロプスに近づいて血を飲ませ従属化した。

 ソフィアに召喚契約され、オーガ部隊に編入されるとルーカスによって、オリハルコンの武具が自動で装着される。

 

 巨大な真っ黒な剣だ。

 あんなでかい剣よく持ってたな。

 装備によって能力はかなり底上げされただろう。

 名をイサークと名付けた。


 外のサイクロプスは人と比べて大きいから人の装備品はつけれないはずなのにコイツらはミスリルなどの装備品を着ていた。



「ルーカス」


「は!何者かに操られているかもしれませんね。探ってまいります。」


 

 心読んだのか?ルーカスは地面にスッと消えた。

 バニー達の犠牲は出なかったようだが村は悲惨な状態だ。



「バウリナ、村長に話したいが案内してくれ。」



 するとバウリナは周りを見渡して覇気のないバニーのところへ案内した。



「あんたがここの村の村長か。俺はこのバウリナを買ったロウだ。俺の店で働くなら住むところを提供してやるがどうだ。」


「そうですか、あなたがバウリナの……。この村はもうだめです。ですが一度あなたのお店をみせていただけませんか。」



 村長バニーとゲートを潜り、ミノス商会を案内してやる。



「こんな大きなお店の方だとは……早速村人に移住について提案してきますので少しお待ちください。」



 バウリナも村長について会合に参加しに行った。

 俺は洞窟の中でバニーたちの体つきを観察している。

 バニーたちは基本皆可愛く、それでいて巨乳だ。

 もしも俺のところで働くことになれば毎日あの甘くうまい母乳を日替わりで飲める。

 そんな邪なことを考えているとラキが少し頬を膨らませて膝の上に乗った。



「主、おっぱい大きいほうが好き。」



 ラキは胸が小さいからな。

 服の下に手を入れて優しく撫でてやると体を俺に預けてきた。

 チョロいな。

 

 しばらくラキの体で遊んでいると

 村長とバウリナが他のバニーを連れて俺の元に来た。

 村長が俺に跪くと他のバニー達も一斉に俺に跪いた。



「ロウ様、我ら一同あなたの元で働きたく存じます。」


「そうか、ちなみに俺はお前たちの体を好きにさせてもらうけどいいな?」


「はい、バウリナからロウ様のことはお聞きしております。私はもう年老いて役に立たないかもしれませんが、皆その覚悟できております。」


「そうか、その覚悟受け取った。俺の元に全員来い。」



 もともとの暮らしもギリギリだったみたいだな。バニー達はほとんど女性だが男も少しいて全員で50人ほどだ。

 跪くバニー達の胸の谷間に思わず目が行き生唾を飲む。



「これは楽しみだ……」



 ミノスに言って、各ミノス商会の住み込み寮に配分された。

 ミノスに引き渡した後、バウリナが俺の前に改めて跪いた。



「ご主人様、私たちの種族を助けていただきありがとうございます。私の全てをあなたに捧げます。」


「気にするな。」



 そう言うと俺に抱き着いてきて、体を擦り付けてきたので体を弄りながら頭とうさみみを撫でてやった。可愛い。



 「主、我々はここを拠点に狩りをすることにする。この辺りは魔素が濃く、魔物も強いようだ。」



 吸血しておいた血をボトルで渡しておく。



「強いやつがいたら仲間にしておけ。」


「は!」



 薄めても効果あるからかなりの数を仲間にできるはずだ。

 少し落ち込むバウリナを胸に抱きしめてやり、シャームの街に転移で飛ぶ。

 夕方になっていたのでナイトマーケットを一緒に周る。


 バウリナに似合いそうな赤い宝石の付いたネックレスを買ってやり、首に着けてやる。

 物理攻撃耐性が上がる魔法が込められていた。

 バウリナは泣いて喜び、胸に飛び込んできて、頭を擦り付けてくる。



「ご主人様……ありがとうございます……嬉しいです。」



 その後、イデンの海上レストランに飛び、夕食を食べる。

 バウリナは何度もネックレスを見てはうっとりしている。

 気に入ってくれてよかった。

 宿でバウリナと別れて、部屋に戻ると、ドアの前にブロンドの少女が立っていた。



「ア……アデラと申します。よ……よろしくお願いします……」



 アデラは色白で金髪の髪を肩までで短くしており、青い瞳のキュートなアメリカ少女のような見た目だ。見た目はかなり若そうだが……


 白地に黒のストライプ模様のセパレートタイプ水着を着ていて、よく似合う。

 戸惑いながらモジモジしているアデラの手を引いて部屋のゲートをくぐる。

 ゲートの先は、天井から少し明かりが入っているがかなり暗い。



「どこですか……ここ……」



 ゲートは閉じられている。目を凝らすとどうやら牢屋の中に投獄されているようだ。

 周りの牢が騒がしく、声が聞こえてくる。



「いや……やめて……近づかないで……」



 鎖がジャラジャラと音を立てるのがわかる。



「どうせ明日処刑されるんだ。俺様がかわいがってやるよ。」


「や……やめて……んんっ……」



 向かいの牢では看守が身動きが取れない囚人を押さえつけて上に跨っている。

 耳を澄ますと向かいだけではなく、周りでも囚人が襲われているようだ。



「ああ!ロウ様!ロウ様を離せ!」



 向かいの隣の牢を見ると俺が裸で鎖で縛られていた。

 アデラは牢の格子を外そうと必死だ。俺は看守の制服を着ているようだ。

 ようやく状況を理解した。

 アデラの腕を掴み天井から下げられている縄に手首をくくりつける。



「いや!なにするのよ!離しなさいよ!」



 キッとこちらをにらみ縄を懸命に外そうしている。

 足も床に固定されている縄にくくりつける。

 縛り方などわからないが縄が思い通りにほぼ自動で巻かれる。便利魔法だ。

 アデラは外そうと藻掻くが縄はびくともしない。


 顎を手で持ち上げ、顔を見ると睨まれた。

 そのまま強引にキスをする。



「んん……いや……ロウ様……」



 アデラは瞳をウルウルさせている。

 身動きできない体をゆっくりと優しく撫でる。



「いや……やめて……」



 ビクビクと震えながら俯いている。 

 体の割に大きな乳房の頂上を摘む。



「あっ……んんっ……ぁっ……」



 震える体に反応して山も揺れる。

 後ろに回り、背中をゆっくりと舐める。



「あっ…」



 声が殺せなくなってきたようだ。

 上の水着の中に手を入れ、たわわな乳房を摘む。



「うぅぅ……ぁっ……」



 水着をずらし、偽物の俺にその乳房をよく見せ、前面に絞り出すように時間をかけてマッサージする。



「ああっ…ロウ様…み…みないで…」



  マッサージする手を少しづつ下げていき、腰のあたりから太ももまでを丁寧にマッサージしていく。

 水着の横から手を入れてぷっくりした部分も優しくマッサージする。



「ん……や……やめて……ああっ……」



 紐をほどいて、三角白地の下の水着を下に落とす。

 片足の縄を外し、上から垂れ下がるもう一本の縄に膝のあたりをくくりつけると、

片足が上がり、正座する向かいの俺からツルツルぷっくりがよく見えるようになった。

 下着に手を入れて素早くマッサージする。



「あぁっ……だ……だめ……んんっ……」



 しばらく時間をかけているとピチャピチャと音をし始めた。



「あっ……も……もう……でちゃう……うぅ……あぁっ……」



 体を痙攣させて床にポタポタと雫を垂れ流した。

 腰を強めに掴み、下から少しづつ腰を上げてアデルの体の中に入っていく。



「や…やめて…お願いします…ロ…ロウ様…ごめんなさい…うう…」



 ポロポロと泣き出す少女の顔をこちらに向けて情熱的にキスをした。

 はぁはぁと呼吸は早いが抵抗はない。

 キスする様子を偽物の俺に見せながら小刻みにアデラの体を上下させる。


 他の牢でも助けを呼ぶ声や、泣く声、男の笑い声が入り混じってかなりカオスになっている。

 アデラはキスを自分から求めてくるようになり、快楽を貪るように自分で体を上下させている。



「ロウ様……ご……ごめんなさい……ごめんなさい……あ……も……もう……」



 何度も足を上げた状態で固定された体を痙攣させて、床にシャーっと飛沫を吹き出した。

 いつのまにか気絶したアデラを抱きかかえ、汗と涙や色々な体液でビチャビチャな体を風呂で流してやる。

こんなに可愛いらしい子なのに随分と凄まじい欲望だった……

 寝室に戻りアデルの横で頭を撫でているとゆっくりと瞳を開けた。



「ロ……ロウ様……わ……私……ごめんない……ごめんなさい……あんなこと……」



 瞳から涙が滝のように流れる。



「こんな私じゃ……」



 頭を撫でながら優しくキスをしてやると激しく唇を求めて、そのまま俺の上に四つん這いになった。



「ロウ様……ごめんなさい……私……私……」



 体をくねらせて2つの山を押し当て、足を絡ませて、腰をくねらせて俺の体に擦り付けてくる。

 強めに抱きしめて、締め付けるように全身を撫で回していく。



「あぁっ……ロウ様……ロウ様……ごめんなさい……私……」



 そのままアデラは擦り付けるように自分から中に迎え入れていく。強く体をホールドされ、中でも締めつけられる。



「ロウ様の……私の体を上書きしてください……お願いします……お願いします……ロウ様……」



 情熱的なキスをずっとしたまま、体を上下させて小刻みに揺らしながら俺の太ももを体液で濡らしていた。

 次第に激しく動き、パンパンと音を立てて、よだれを垂らしながら求めてくる。



「ロウ様……いぃっ……ああっ……」



 ぐったりとした後も無理矢理に腰を動かさせて上下させると何度も痙攣して、ベッドに飛沫を撒き散らした。



「ロウ様……も……もう……だめです……私……ああっ……おかしくなっちゃう……」

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