第37話 バウリナ

 朝起きて、エレナのむっちりした体を優しく撫でてやる。



「んっ……あぁ…ロウ様……おはようございます。昨日はありがとうございました。また……お願いします……」



 顔を赤くして照れている。チュッと唇にキスをする。



「んふふ……嬉しいです……」



 エレナはワイバーンに乗りたいと言うので、ワイバーンに乗せてやることにした。

 他にもワイバーンを何匹か連れて護衛をさせると、途中で鳥の魔物と何匹か遭遇したがワイバーンの敵ではなかった。


 俺の胸の中に後輩美少女のエレナがいる。

 体を抱きしめながら、触り心地の良い体を撫でる。



「んっ…ああ……気持ちいいいです……」



 魔法都市のシャームを素通りして、西へ進む。

 しばらく進むと水平線が見えてきた。

 海岸沿いの街カルビアだ。




「ロウ様、カルビアの街は初めて来ました。なんだかドキドキしますね。」


「そうだな。」



 そう言いながらエレナのぷりっとしたお尻を触りながら歩く。



「もう……ロウ様、恥ずかしいです……でも、私の体好きなように弄んでくださいませ。」



 そう言いながらまんざらでもないエレナのスカートの下に手をいれた。

 街道を当てもなく歩くと立派な教会が見えてきた。



「あ、あの教会有名なんですよ。なんでも訪れる者に力を与えるとか。」


「そうか、少し寄ってみるか。」



 その教会はユースの教会よりも小さかったが、広い庭に様々な花が咲いていてしっかり管理がされていた。



「わぁ、とてもお花が綺麗ですね。ロウ様、中に入りましょう。」



 その教会に入った瞬間何か体に流れ込んできた。



「なんだこれ、魔力が溢れてくる。」


「不思議です。心がときめくようです。」



 俺は教会の建物の壁を触る。

 どんな素材かはわからないがどうやら特殊な木材が使ってある。

 この木材から魔力があふれ出ていて訪れる者にも流れているようだ。



「ロウ様、この近くにセントウと呼ばれる共同浴場があるんですが行ってみませんか?一緒に入ることはできませんが大きくて人気の場所で、私も一度行ってみたかったんです。」



 俺は教会の向かいにある孤児院をちらっと見ながらエレナに手を引かれて街道を再び歩いた。

 

「このセントウもすごい建物ですね。人もたくさんです。」



 体を密着してくるエレナを抱き寄せながら、さりげなく胸を触りその建物を見え上げる。


 これ銭湯だ……。  

 その建物は建造物として周りと比べると異質だった。

 ここだけ人がやたら集まってきていて貴族こそいないが老若男女分け隔てなく貧しそうな服装を着ている子供も笑顔で入っていっている。



「ロウ様、入りましょ。女の人は無料で入れるんですよ。」



 エレナに胸を押し付けられながら入口に向かい、名残惜しそうにするエレナと入口で別れた。



「いらっしゃいませ。入場には5シーロ(500円相当)が必要です。」

 


 入口にいたのは綺麗で巨乳なお姉さんだ。

 思わずその谷間に目を釘付けになりながらお金を払うと大き目の手拭いを渡された。


「この手拭いは持ち帰りいただけます。」



 随分とサービスがいいな。

 受付を済ませると靴を脱いで靴箱に入れるようだ。

 次の部屋に進むと、そこは棚がずらっと並ぶ脱衣所だ。



「お客さんいらっしゃいませ。その棚に服を脱いでお風呂場へすすんでくださいね。」



 まだ小学生くらいの女の子が案内をしてくれた。

 将来絶対美人になると思われる有望な子だ。

 既視感を覚えながら装備や服を脱いで大き目の棚に入れる。


 棚にはちゃんと鍵がかかるようになっていて鍵はネックレス形状になっていて防犯対策も完璧だ。

 浴場に入ると体がフリーズした。


「これ、日本なのか……」



 中に入るとそこはまさに銭湯そのものだった。

 中心に大きな風呂があり、壁沿いにシャワーがあって人々が体を石鹸で洗っている姿が見えた。


 シャワーの前に座り蛇口をひねるとちゃんとお湯が出た。

 石鹸は高級品のはずだが誰でも簡単に使えるようになっていた。

 誰が作ったのか気になるが、体を洗い流して湯舟に入る。



「これ温泉じゃねぇか……気持ちいい……あー……」



 思わずおじさんみたいな声が出てしまった。

 手足を伸ばして湧き出る様子を見ていると女湯から声が聞こえてきた。



「ロウ様、出口でお待ちしておりますね」


「ああ。わかった。」



 なんだか恋人みたいでいいな。一度やってみたかった。

 しっかりと体が温まったので湯舟を出て服を着て出口から進むと椅子に座っているエレナがいた。



「お待ちしておりました、ロウ様。素晴らしいお湯でしたね。」



 エレナは髪が少し濡れて少し色っぽい。

 エレナの座る長椅子の横に腰かけて体を寄せる。



「ああ……ロウ様……」



 俺にもたれかかってくるエレナからいい匂いがするので思わずくんくん匂いを嗅いでしまう。

 椅子の前には階段があり、食堂の看板が見えた。



「2階にある食堂で昼食を食べていこう。」

「はい、ロウ様。楽しみです。」



 階段を上っていくと上りきったところでこれまた巨乳美人のお姉さんが受付をしていた。

 ここの従業員のセレクトはかなりのものだ。

 街中のいい女を厳選している。



「こちらは料金15シーロ(1500円相当)先払いでいただいております。」



 俺は亜空間から料金を綺麗なお姉さんに支払うと、隣のエレンが俺の視線がお姉さんの谷間に行っていることに気付いて、自分の少し小ぶりな谷間に俺の手を挟み込んできた。



「あちらにあるトレーとお皿で料理をご自身でお選びください。何度でもお代わり自由です。」


「ビュッフェスタイルとはな……」



 見渡すと説明をする女の子以外はフロアにはおらず、料理が大皿でずらっと並べられていた。



「もう、ロウ様。そんなに大きな胸の方がいいんですか。私のは小さいから……」


「エレナはかわいくて好きだよ。さあ、食べよう。」



 泣きそうになっているエレナの手を引いて料理を選ぶ。

 サラダのゾーン、魚料理のゾーン、肉料理、デザート、様々なパン。

 どれも海上レストランと甲乙つけがたいクオリティだ。

 俺は実演でその場で切り分けてくれる何かのステーキ肉を中心に選び席についた。


「こんなにたくさんのお料理の中から選べるなんてとても贅沢ですね。

 たくさんとってきてしまいました。」



 そう言って魚介中心にとってきたエレナが嬉しそうに料理を頬張っている。

 見た目だけでなく味もとても美味しかった。

 調味料が多彩だ。

 この世界の料理は塩があまりとれないのか森の木の実を利用して味付けしたりするので塩味がどうしても欲しくなるが、この食堂はまったくものたりなさを感じない。



「女湯のほうには別の階段があってそちらからは特別な方が食べる用の食堂があったみたいだったんです。どんな料理が出るんでしょうね。」


「貴族用だろうか。それはそれで気になるが、男湯の方にはなかったから女性限定のサービスなんだろうな。」



 銭湯に満足したエレナを再びワイバーンに乗せてユースの街に戻る。

 上機嫌だったエレナは屋敷に戻ると曇った表情になった。



「ロウ様、今日はとても楽しかったです。私の一生の思い出です。また会っていただけますか。」


「ああ、また会えるよ。」



 ぎゅっと抱き着かれて熱いキスをして別れると屋敷の中に走っていった。

 そのまま俺の部屋に戻ると部屋の前ではうさ耳の少女が待っていた。



「バウリナと申します。ご主人様、よろしくお願いします。今日からミノス商会で働くことになりました。」



 バウリナはウトレーラの奴隷商会に寄ったときに見かけたうさ耳の子だ。

 真っ白なうさ耳で少し青みがかったブラウンの髪を長く伸ばしている。

 花の飾りの付いたヘアバンドをつけている。


 肌は透き通るような白、瞳は色素が薄いのか、オレンジにも見える。

 2つの胸の山はかなりの大きさだ。

 セパレートの白の水着を着ている。


 水着を押し出す勢いで胸の山が突き出ている。

 水着が恥ずかしいのか、クネクネさせて手で色々隠している。

 バウリナの体に軽くタッチしながら部屋に入り部屋に開かれているゲートをくぐる。


 潜った先は脱衣所だった。

 バウリナは脱がせてくれる様子がない。

 脱がしてこないということは色々責めてほしいということだ。

 

 そして、あまり内容を知らされていない。

 なのでバウリナの欲求に従う。

 責めてほしいと。


 浴場に入る。今日2回目だ。

 浴場の中にはイケメンの男達が整列していた。

 なるほどなるほど。



「ぇっ……たくさん人がいる……」



 もちろん幻覚魔法だ。

 シャワーの前に座り、バウリナも座らせる。

 自分の体を石鹸で泡立て、バウリナの後ろに回る。



「ご主人さま……?」



 背中はブラウンの毛が短くクルクルと首筋に生えている。ウサギの毛だな。マッサージすると良く泡立つ。



「んんっ……け……毛深くてすみません……」



 脇から手をさするようにマッサージを始める。



 「ん………あ……あの……自分で……できます……」



 問答無用である。

 丁寧に洗っていき、上の水着の上から泡立てて頂上を軽くつまむように執拗に時間をかけて洗う。



「んんっ……ぁっ……あ……」

 


 必死に声を声が出ないようにして、体を震わせている。

 イケメン達は全員俺達の周りに集まり正座をし、二列目は膝をついて注視しているので、バウリナの体がよく見えるように体の向きを変えてやる。



「えっ…」



 戸惑うバウリナの水着の中に手を入れて突起ごとマッサージする。

 大きくマッサージすることで水着から2つの乳房がはみ出した。



「んんっ…み…見えちゃう…」



 山頂をイケメンたちに見せるように押し出してクリクリと丁寧に時間をかけてマッサージする。

上の水着をずらしたまま、太ももをさする。


 真っ白な肌は石鹸てツルツルしている。

 そのまま足をゆっくり開いていく。



「ぁっ……」



 水着の上から軽いタッチで、マッサージし、水着の横から手を入れて中もマッサージしていく。



「あぁっ……んんっ……えっ、ご……ご主人様?」



 なんだ?バウリナが俺の顔を見ると驚いている。鏡を見ると俺の顔がイケメンの顔になっている。


 イケメンの群衆の中に俺が混ざって先頭でこちらをガン見している。

 寝取られる感じがいいのか。

 突然でびっくりするわ……


「ご……ご主人様……見ないでください……あぁっ……」



 自分に見られるって不思議な感覚だ。

 バウリナは急に恥ずかしがり、目をうるうるしている。

 バウリナの泡を流してやり、その白い体を俺に見せてやる。

 水着をずらして、腰を少し上げて、膝の上にゆっくりと座らせながらバウリナの体の中に入っていく。


「あっあぁっ……だ…だめです……ご主人様……し…知らないが私の中に……」

 バウリナの中はすごい締付けで、こりこりな突起がびっしりだ。

 バウリナは泣きながら体を震わせ、うさ耳を揺らしながら、強制的に体を上下する。



「うぅっ……ひ……ひどいです……あぁっ……」



 しだいにジュボジュボと音が鳴りだし、バウリナは体を痙攣させはじめる。



「ご……ご主人様……あぁっ……いや……」



 そのまま泣き続けるバウリナのを持ち持ち上げ、四つん這いにさせて、少しづつ体を偽物の俺の方に近づけていく。

 バウリナは偽物の俺にキスをしようとするが俺は顔を近づけるだけで顔を引き、キスをさせない。


「ご……ご主人様……あぁ……許してください……うぅう……う……」



 そのまま仰向けにさせてぐっぐっと押しつぶすようにバウリナを揺らす。



「いや…みないで…いや…あっ…」



 柔らかいうさ耳をはむはむと舐めてやる。

 体を何度も痙攣させて飛沫を俺に吹きかけた。

 湯船に連れていき、膝の上に横向けに座らせる。



「ご……ご主人様……ひどいです……うぅっ……わ……わたし……知らない人に最初に……うぅっ……」


 頭を撫でてやり抱きしめてキスをしてやる。



「ご……ご主人様……ご主人様……下さい……」



 バウリナは体をこちらに向き直して腰を少し浮かして探りながら腰を下げた。

 また、コリコリなしこりで締め付けられる。



「あぁ……ご主人様……こんな私でもいいですか……?」



 頭を撫でてやり情熱的にキスをすると、涙がとめどなく頰をつたう。



「うぅ……あ……ありがとうございます……」



 バウリナは何度も体を痙攣しながら俺を求め、コリコリのしこりで締め付けながら、よだれを垂らしてキスを求めてきた。

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