第31話 クラウディア

 朝起きるとアリシアが情熱的にキスをしてきた。



「おはよう御座います、ロウ様。」



 アリシアのぷりっとしたお尻を撫でておく。



「もう……」



 食事を食べに行くと京子と麗奈が席で待っていた。



「今日は京子さんと麗奈さんと街で買い物に行こうか。」


「ロウ様、出来ましたら、皆様と同じように呼び捨てにしていただけませんか?。」


「そうか、わかった。」



 食事を食べた後、京子と麗奈を連れて街を歩き、服屋に行ことにした。

 ミリも付き添いで同行させた。



「必要な分は値段を気にしないで買ってくれ。ミリも買ってもいいぞ」



 ミリに顔を近づけて小声で言うと笑顔でチュッとしてくれた。

 かわいい。


 京子は落ち着きのある服で、麗奈は可愛い感じの服を選んだ。

 ミリは選んで欲しいと言うので少しミニスカートと少しフリルが可愛いブラウスを選ぶと、すぐに着たいと言い、そのまま着て帰ることにしたようだ。


 ミリは美人お姉さんタイプだから何でも似合う。

 訓練所へ行き、二人の適性を見てもらう。

 二人も異世界転移してきたのならば何か特別な適正があるかもしれない。


 京子は錬金、麗奈は治癒魔法に適正があることがわかった。

 麗奈の治癒魔法は効果が高いようで、魔力が増えれば病気、欠損回復、範囲回復もいけるそうだ。

 錬金は材料を揃えればイメージの物が作れる。



「ロウ様、麗奈の治癒魔法を使って診療所は出来ないでしょうか?私も何ができるか少し考えてみたいです。」


「ルーカス。」


「はっ、聞いておりました。診療所、素晴らしいお考えです。ミノス商店の並びに診療所を作らせます。それまでは臨時のテントを張りますのでそちらでやってみてはいかがでしょうか。京子さんは当面、エリスのレストランで異世界のメニューを提供するのはどうでしょう。」


「京子どうする?」


「はい、料理は得意ですのでしばらくそうしていただけますでしょうか。」


「診療所なんて私にできるかな……でも少しやってみますね。」


「そうか、ではルーカス二人に無理させないように色々手筈を手伝ってやってくれ。」


「ははっ。」



 2人はルーカスに一旦任せることにして、東への侵攻を続けることにした。

 オーガとサイクロプスが300匹を超えた頃、丘の上から水平線が見えた。



「海か……なんだか懐かしいな……」



 イデンは海に面する都市で帆船が何隻も停まっているが見えた。

 城門では荷物のチェックと1人100シーロ(1万円相当)を払い城門を抜けた。

 イデンは大きな街だ。

 港や倉庫が海沿いに立ち並び、その近くでは魚市場がある。

 貿易を中心に活気があるように見える。



「ロウ様、この街から少し離れたところに海上レストランがあるというのですが行ってみてはいかがでしょうか。」


「海上レストランか、ロゼは物知りだな。」



 街道を歩きながらロゼのかわいいお尻を撫でるように触った。



「ロウ様、ありがとうございます。是非私もつれていってくださいませ。」


「ああ、それならこれから向かうとしよう。」



 ロゼは俺の体に自分の体を密着させてきた。 

 ロゼはイデンの街に来たことがあるらしくロゼの案内で港へ向かい、レストラン専用船に乗った。

 船から夕焼けが水面に沈むところが見えてとてもきれいだ。

  専用船は海の上にそのレストランだけがぽっかりと浮かぶレストランにたどり着いた。



 「ようこそ、海上レストランへお越しくださいました。こちらへどうぞ。」



 レストランの建物は海の上とは思えないほど揺れがなくそれでいて広い。

 建物内は中心が高い吹き抜けになっていてそれを取り囲むように各階がぐるっと囲むように作られていた。

 料理長お任せで料理を頼むとコース料理が次々と運ばれてきた。



「こんなおいしい料理が食べられることができるなんて、それがロウ様と一緒に食べられるなんてとても幸せです。」



 料理は海産物中心で新鮮な素材のせいか、とても美味しい。

 イデンでは海が一望できる部屋を姿へ人間に変えたルーカスに宿を事前に借りさせた。

 部屋に向かうとドアの前に知らない女性が立っていた。



「クラウディアと申します。今日のお供をさせていただきます。」



 クラウディアは色白で可愛い感じの年上お姉さんだ。

 桃色の髪のショートで、薄い生地のため半分透けている黒のワンピース水着を着ている。


 色々と半分透けて見えてしまっているがお姉さんは気にしずに一緒に部屋に入った。

 部屋はオープンな感じで、ベッドがいくつもあり、他のお客さんが見えるし、隣の賑わうテラスにいる人の声が丸聞こえだ。

 クラウディアはこういうのが好きなのか。勿論幻覚魔法である。



「えっ……」



 クラウディアは動揺し、体を手で隠した。

 ベッドに横になると、クラウディアも隣のベッドに横になる人達を気にしながら横になった。

 クラウディアの顔の近くに顔を寄せると、目をつむった。

 クラウディアに優しくキスをして、半透けの水着を撫でていく。



「んっ……」



 懸命に声が出ないように我慢している。

 水着越しに俺の前にそびえる2つの乳房の先端つまんだり、こすってみたりを繰り返す。



「んんっ……ぁっ……」



 クラウディアは声が漏れないように手で口をふさいでいる。

 小刻みに揺れているクラウディアを横向きにしてクラウディアの後ろに周り、水着の下に手を入れて撫で回す。

 隣のベッドでは夫婦らしき二人が寝ている。



「だ..駄目です..ぁっ...」



 ぷりっとしたお尻から水着のラインを撫でていく。



「んんっ……うっ……」



 太ももを後ろから撫でていきそのまま水着の横から手を入れる。



「だ……ダメです……あっ……」



 クラウディアの下着の中をゆっくり撫でているとピチャピチャと音がし始めた。



「んんっ……」



 水着を横にずらして後ろからクラウディアの体の中に入っていく。



「あっ……だ……ダメです……こんなところで声が……あっ……」



 我慢しているが、甘い声が時折漏れてしまっている。

 水着の上の部分もずらして、乳房を露出させる。



「他の方にみ……見られちゃいます……ぃゃ……」



 周りの音が静かになり、ピチャピチャと言う音がよく聞こえる。



「だっだめ……聞えちゃう……」



 体を揺らしながら懸命に声を殺すクラウディア。



 「あっ……んっ……でちゃう……あああ……」



 クラウディアは体を痙攣して布団に飛沫を噴き出した。

 何度も飛沫を吹き出したので布団はべちょべちょだ。

 後ろから優しくキスをして、幻覚魔法のことを話すと静かな普通の部屋に戻った。



「ロウ様の意地悪……でも気持ち良かったです……」



 クラウディアは俺と向き合い長い口づけをせがんできた。

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