第21話 エスト

 朝ラキとマドカが横にいる。

 ラキが無表情で、マドカがニマニマしながらキスをしてきた。

 マドカは楽しみなんだな。

 いつもあんなにツンツンしてるのに。

 朝食を食べているとソフィアが入ってきた。



「おはようございます。今日、ワイバーンを討伐に行くんですか?」


「そうだ。ただどう木を登るか考えているところだ。」


「私、重力魔法が使えますから大丈夫ですよ。」


 風魔法では吹き飛ぶだけでバランスを取るのは難しい。

 重力魔法はどんな理屈か想像ができないが、重力魔法で木の側面を歩く事ができたのでこれなら何とかなりそうだ。


 ソフィアも討伐も付き添ってくれるみたいだ。

 フレイムリザードを出して移動する。

 ソフィアは俺の腕の中に収まっている。



「んっ...」



 恥ずかしそうにしていたが好奇心には勝てないみたいだ。

 固定するために抱き寄せているだけです。


 世界樹と言えど、フレイムリザードだとすぐに頂上が見えてくる。



「アレがワイバーンか」



 遠くに大量に鳥みたいに見えるのがワイバーンだろう。

 

 近づきながらロゼの弓がビュンビュン放たれていく。

 これで終わるんじゃなかろうか。

 マドカが負けじと広範囲水魔法を放つ。


 殆どロゼが倒してしまった。 

 ワイバーンは100匹ほど従属化できた。

 何匹かは殺したようで、空から肉片が落ちてきてた。



「ロゼさんすごいです!」


「ロウ様のおかげですよ。」



 ロゼを撫でてやる。すぐ終わったし下りるか。


「もう片付けたのかい。想像以上の実力のようだね。約束通り青色結晶の魔法玉は加工をするよ。ソフィアも手伝いな。若いのにも伝承しないとな。明日、また来な。」



 何人かで奥の建物へ入っていった。

 近くの魔物でも狩りに行くことにし、ハイエルフの村からさらに西へフレイムリザードで進んだ。


 前方に出くわした魔物をキエンがハルバードで片付け、他はロゼの矢で倒していくたけだ。

 それでもどんどん従属化して、確実に強くなっている。


 ハイエルフの村あたりが魔力が一番あったらしく、村から遠ざかると魔物も弱くなっていく。

 ジャイアントエイプとかもいたが姿も殆ど見えずに一瞬で片付けられていく。


 弓はまだ制作中だというのに末恐ろしい。

 村の周りをぐるぐる回り、少しづつ円を広げて掃討していく。


 30メートルくらいあるでっぷりとしたトカゲがいた。

 ロゼの弓が跳ね返されれる。

 ラキの目が輝いている。ずっと暇だったからな。

 

 アースドラゴンというらしい。

 ここの魔力でデカくなったのか。

 こういう種族なのかしらないが、ドラゴンというだけあり、表面は硬い。

 

 ラキがフレイムリザードから飛び降りて短剣を出して走り出す。

 ラキのオリハルコンの剣は斬り裂いているがでかすぎて傷口が浅い。

 魔法もロゼから派手に放たれているが魔法耐性が高いのかあまり効いていない。


 キエンは正面から注意を引いて、ハルバードを振るっている。



「マドカ!腹をかっさばくから中から燃やせ!」



 キエンの後ろに行き、オリハルコンの剣に魔力を込める。


 光ったり色が変わったりはしないが空気が震えるのが分かる。

 キエンが前を離れると同時にフレイムドラゴンを走らせ、腹を横一文字に斬ると、ぱかっと腹が割れた。

 同時にマドカが練った魔力を腹の中で爆発させる。


 横に倒れたアースドラゴンの口に行き血を飲ませた。

 しかしこのデカいやつは何かに使えるのだろうか。攻城戦とかか……。


 屋敷に帰り、食事を食べて、風呂に向かうと脱衣所ではキノが座っていた。



「ロウ様、今日はキノがお手伝いさせていただきます。」



 キノはキリッとした顔立ちの色白で、髪が腰の辺りまである少しくるくるっとした黒髪のOL系美女だ。

 2つの山はかなり登りごたえがある。

 キノは半透けのキャミソールで服を脱がせてくれた。


 スカート丈は短いがパンツは履いているみたいだ。

 しかしこれがいい。

 ついつい目が行ってしまうから不思議だ。

 

 半分透けているのに見てしまう。

 キノに体を洗ってもらう。

 時々撫でてやると。ビクッとする。



「んっ...もう...」

 


 湯船につかり、もたれかかるキノを抱きかかえて、絨毯の上に寝かす。

 横から肩を抱き寄せて激しくキスをする。



「んっ……あっ……ぁ……もっと下さい……」



 体をクネクネさせるキノの中に少しづつ入る。



「あぁっ……もっと……もっとください……」



 手と足でホールドしてくるキノは何度も体を痙攣させ、飛沫を飛ばした。

 キノと別れ寝室に行く。

 今日は誰も居ない。珍しい。


 部屋に入ると誰かいる。

 知らない女性だ。



「よろしくお願いします。」



 半透けの花柄の白いキャミソールを着ているから大丈夫だろう。


 黒髪のショートで綺麗な顔だな。

 色白で2つの山も前向きにはちきれんばかりだ。

 女子大学生系だな。


 足をモジモジ、クネクネさせて恥ずかしそうだ。

 立たせたままベッドに腰掛けると、こちらを向いた。

 キャミソール1枚着ているだけだ。


 キャミソールの質感をゆっくりと確かめていく。



「あっ……は……恥ずかしいです……」



 膝の上に座らせる。

 ゆっくりとキャミソールを脱がせると恥ずかしそうに手で隠している。

 そのままお尻から撫で回す。



「あっ……そこはだめです……あぁっ……」



 ピチャピチャと音をさせ顔を赤らめている。

 そのまま腰を上げさせて中に入ると、ギュッと締め付けてきた。



「あっ……ゆっゆっくりとお願いします……」



 強引に激しく上下させると、床にポタポタと雫を垂らし、口からもヨダレを垂らした。

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