第20話 キノ その2

 朝起きると、体の小さい無表情の幼女系ラキがそっとキスしてくる。

 マドカがその後拗ねながら、少し強引にキスをしてきた。


 宿を出てドワーフの所へ行き、倉庫で昨日採取した結晶を出す。



「こんな純度がたけぇ結晶……。ここは青色化しかかってるじゃねーか!」



 青色化は赤い結晶が更に濃い魔力で再結晶化したもので、純度が高いらしい。



「魔法の杖か?」


「ああ、作れるか?」


「ここで作ってやりてぇところだが青色の結晶はハイエルフじゃねぇと扱えないと聞く。土台となる杖部分は作ってやれるがな。あと、弓にこの赤い方の結晶使わせてくれねぇか。より良いものができると思うぜ」



 そう言うドワーフに素材を多めに渡しておく。

 その後、エルフの集落に行くことにした。

 ロゼの案内で長のところに行く。



「ロゼか。久しいな。」



「はい。この者たちは私の切り取られた足と耳を治してくれた恩人です。青色結晶を使えるようにしてもらいたいのですがハイエルフ様を紹介いただけないでしょうか。」


「そうか。ロゼを助けて頂き感謝する。ハイエルフ様は森の更に奥にある世界樹の管理をしておる。」


 おおよその道筋を聞き、出かけることにする。

 森に道はないがキエンの巨大なリザードは木避けながらぐねぐねと器用に猛スピードを出す。


 基本、ロゼの矢で殆どの魔物は倒しており、ロゼの矢には俺の血が塗ってあるため射られた魔物は体を再生させて後を追ってきている。

 スピードについてこれなくても従属させた魔物によって道が出来てるから追いつけるだろう。


 このあたりに出る魔物はエルダートレントとクリスタルスネーク、ラミアもいる。

 クリスタルスネークは額に黒いクリスタルを持ち、魔法を放ってくる。

 こいつは足が早く、すごい数が追ってきている。


 矢を結構な頻度で放っているから、姿を見ないうちにどんどん仲間になっていく。

 恐ろしい。


 半日ほど進むと大木が見えてきた。

 そのまま大木に作って進む。

 クリスタルスネークは500匹くらいいる。


 1匹は3メートルくらいの大きさでマドカの足元にも及ばないが色々な魔法をそれぞれ使って攻撃している。

 ラミアは200匹ほど、その後をゆっくり向かってきている。


 コイツらだけで国が滅びそうだ。

 魔物たちを遠くに待機させて大木に近づいていく。

 囲まれているな。


 30人くらいが魔力をためている。



「何しにきた。」


「青色結晶を加工してほしくてな。」


「信じられん!帰れ。」



 すると奥から年老いた婆さんが姿を現した。



「すまんな。お客さん達。ちょっと立て込んでおってな。お前達、その同族のエルフを見てみろ。私等を騙そうとするエルフがこんなに活き活きしているもんかね。」



 長老のようなおばあちゃんだ。何歳なんだろう。


「いらん邪推はするんじゃないよ。私はツィタ、こちらの困り事を解決してくれたら加工をしてやろう。最近では青色結晶など見ていなかったな。」



 表情から読まれたか。こわい婆さんだ。



「この結晶だが大丈夫か?」


「あぁ問題はないよ。半分ほどしか青色化が進んでいないが、これでもいい青色魔法玉ができるだろう。私が頼みたいのは世界樹の木に最近巣食うワイバーンの討伐じゃ。頼めるか?」


「わかった。明日からでいいか?」


「いいとも。空いているところを貸してやろう。ソフィア案内しておやり。」


「お前達、相手の力量は読み間違えたら、命取りになるよ。この客人たちには儂らが何百人いても勝てんわ。」



 ソフィアはまだ若そうなエルフで、ロゼと比べると少し耳が長く細い。

 案内されたのはテントのような家だった。



「あの、どこから来られたんですか?」



 ソフィアは村の外のことに興味がかなりあるようで村の外の色々なことを聞いてきた。


 道中のこと、どんなものを食べて、昨日は何をしたのか、目をキラキラさせるソフィアに話してやった。


 作り置きしてある空間魔法内の食事を出して一緒に食べながら夜まで話してやると遅くに帰っていった。

 キエンを残し、ゲートで屋敷に戻り3人で風呂に入ることにした。


 その後、屋敷に戻りキノの寝室に忍び込む。

 キノは薄いキャミソールを着ていて、2つの山は高く主張している。

 よく見ると大きい。


 起きないようにキスを軽くして、2つの山を撫でてやる。



「んっ……あっ……ロウ様……どうして?嬉しいです。」


 優しく肩を抱き寄せるてキスをする。

 キスをしながら指輪を着ける。



「んっ……あっ……えっ……」

 


 指輪を見て泣いている。



「いいんですか?嬉しいです。」



 キノは俺の上に四つん這いになった。

 自分の服を脱ぎ、体を押し当てながら体をこすりつけてくる。

 OL系美人のキノは激しい息遣いになり、自分で、下着をずらしてビチャビチャの中に入れていく。



「あっ...も..もっとください...ロウ様の..」



 自分で、体を上下させてくる。

 首に手を回してキスをしながらその色白の体を自分で、激しく揺らした。


―――――――――――――――――――――

あと書き


「OL系もっと!」「もっとエロいの読みたい!」

と思った方は


★評価、♡応援、是非お願いしますm(__)m

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る