第17話  ロゼ

 朝起きると、イーニャが口を塞いできた。



「んっ...」



 シエラも恥ずかしそうにしながら上に四つん這いになり、優しく頭を撫でてキスしてくれる。

 腰に手を回して、強く抱きしめた。



「んっ……あっ……ん……」


 あの店は、ミノス商会と屋敷のメンバーでオープンさせたたらしく、デザインはエリスが考えたらしい。

 従業員は全て奴隷から買って揃えおり、シエラは奴隷だった。


 料理の素材は魔物から送られてくるものが多いため、大量の肉の消費先を作れたということか。

 これまで北に森を開拓してきたが、ゲートが使えるので色々な街にいってみようと思う。


 フレイムリザードならかなり早そうだしな。

 この西にはシャームの国があり、その中にエルフの住む集落があるらしい。

 ロゼもそこに住んでいたらしい。


 昼はあの店で食べることにし、シャームを目指す。

 メンバーはラキ、マドカ、キエン、ロゼだ。

 ロゼもフレイムリザードに乗る。


 ムールのドワーフの店で置いてある弓と矢を買ってきた。

 その弓はトレントの木を使っているもので、軽くて丈夫だそうだ。


 ロゼには狙えるならどんどん狙うように言ってある。

 眉間や心臓あたりを狙い、ほぼ一発で仕留める。

 距離も約100メートル先まで外さない。

 しかも、乗りながらだ。


 精霊と意識を同化させて風を読み、魔物を感じて放つらしく射つのに迷いがなく早い。


 装備はワイバーン製だが、上は軽装だ。

 胸当てと手袋、ズボンは少しゴツい。袴みたいな感じだ。


 街道があるため、脅威になるような魔物は少ない。

 ゴブリンがいるくらいか。遠くで仕留めてしまうので回収はしていない。

 お昼に経営するレストランに行き、食事をとる。ゲートだとすぐだ。


 昼から今日開かれる競売に行くことにした。

 ついて来たのはイーニャとシエラだ。

 2人に挟まれて、競売品を見る。


 ・闘神加護のイヤリング

 1万シーロ〜(100万円相当)


 ・知力上昇のネックレス

 5千シーロ〜


 加護のついた装備品は貴重なようで、数が少ない。

 闘神の加護は身体強化魔法よりも格段に性能がいいようで、知力上昇は魔法威力が上がる。



「それでは次の品は闘神加護のイヤリングです。1万シーロから、最小単位は千シーロです。」


「1万!」手を挙げて、最初に参加する。


「1万2千」


「1万3千」


「2万!」



 手を挙げて大きく被せる。



「2万2千」


「3万」



 静かに手を挙げて言った。



「3万。他にありませんか。……それではそちらの方落札です。」


 ネックレスは1万シーロで落とした。

 イーニャとシエラがイヤリングとネックレスを嬉しそうに試着している。


 屋敷に戻り、食事を済ませる。

 風呂に向かうとロゼが下に座っていた。



「お待ちしておりました。お風呂のお手伝いをさせていただきます。」



 ロゼは大人の女性だ。

 エルフなので実際わからないが、白強めの白銀の髪で肌も色白、瞳も大きくパッチリだ。

 痩せすぎず程よい肉付きをしていて、触ると気持ちよさそうだ。

 

 エルフだが2つの山はその存在を大きくアピールしている。

 顔は美形で年上のおねえさん系である。


 落ち着いてゆっくりと脱がされていく。

 おねえさんは上に薄いひらひらの布を纏わせ、下着は白だ。

 下着はエリスに言ってオーダーメイドの絹のものを服屋で全員分注文しているらしい。

 

 俺のイメージをしっかり伝えたものだから間違いはない。

 どうしても下着に目が行ってしまう。

 服を脱がせてもらい、湯船の横に寝かされる。

 

 標準になったな。

 厚めの手ぬぐいは絨毯になっていて、寝心地がいい。

 ゆっくりとお湯をかけられていく。


 生地の質感を試さずにはいられない。



「ぁっ……」



 その度、甘い吐息を漏らし、軽くキスをされる。

 ロゼが自分の体全体に泡立てる。寝ながら手伝ってやる。



「んっ……ロウ様ありがとうございます……」


 今日もロゼのお陰で体が隅々まで綺麗になった。

 湯船に入ると、ロゼは横に座り、もたれかかってくる。

 甘い吐息がもれている。


 そのまま抱き上げて厚い絨毯に寝かせた。

 肩を抱き寄せて情熱的に何度もキスをする。



「ん……」



 色白の体を撫で回し、濡れた下着をずらして中に入る。



「あぁっ……だっだめ……あっ……」



 目をトロンとさせて首に手を回してくる。

 静かな浴室にパンパンと音を鳴らせた。


 風呂でロゼと別れ、外に出る。

 エリスには風呂の後、出かけることを伝えてある。

 

 その後、孤児院に忍び込む。

 子どもたちと大人は別の部屋らしく、ミュレーとアイシャが眠っている。

 ミュレーの布団にゆっくりと入っていく。



「ぇっ……」



 気づいたようだ。



(静かにな。)



 頭に呼びかける。ミュレーの下着を入念にチェックした。



「んっ……ぁっ……」



 アイシャに気づかれないように手を口に当てて懸命に声が出ないようにしている。



「んっん……んぅ……」

 

 すぐにピチャピチャ音を出すようになる。



(お……お願いします……く……ください……)



 アイシャのほうを向かせて四つん這いにさせて、少しづつ中に入る。

 雫が滴り、ピチャピチャと音を立てているが、声をなんとか抑えようと頑張っている。


 全身を強く撫でて、ミュレーを静かに打ちつける。



(お……お願いします.……激しくしてください……)



 更にゆっくりにし、ミュレーが動こうとするのを手で押さえる。

 足をガクガクと震わせて飛沫を上げた。


 ぐったりするミュレーを寝かせて、アイシャの方へ移動する。アイシャは小刻みに震えていて、甘い吐息が漏れていた。下着のチェックを入念に行う。



「あぁっ……」



 アイシャの声が出てしまうが、情熱的にキスを何度もした。

 ミュレーはこちらを見ながら甘い吐息を漏らしている。


 アイシャは見られているのが嬉しいらしく、痙攣するように体を震わせた。



「お……願いします……下さい……」



 四つん這いにさせて、ミュレーの方を向かせてゆっくりと少しづつ中に入り、強く突く。



「あぁっ...ありがとうございます...」



 アイシャは泣きながら体を痙攣させた。

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