第16話 シエラ

 朝起きて、そのまま寝たふりをしているとノアが情熱的にキスをして起こしてくれた。

 アイシャは頬を赤く染めながらノアを真似て情熱的に強く抱きしめてキスをしてきた。


 食堂に行き、皆と朝食を食べる。

 アイシャは横でとても恥ずかしそうにしている。


 エリスにアイシャのことを聞いてみる。

 孤児院の読み書きの先生として奴隷を買ったらしい。

 2日前から孤児院で生活しているということだったのでミュレーが教えたのか。

 褒めておかねば。


 ノアとマドカでミノスの館へ行き、素材の報告を受ける。

 ゲート魔法で一瞬だ。


 ゴブリン村はアーマースネーク(50シーロ 5千円相当)が1日で平均10匹分、

 ザードマンはポイズンクロコダイル(300シーロ)を1日で5匹分、

 ジャイアントスパイダーはオーク(90シーロ)を1日で20匹分の収益が上がっているとのこと。

 

 1日で4000シーロ近い稼ぎだ。

 オーガの素材の回収はマドカにお願いした。

 奴隷商人アレンから欠損奴隷の話が来ていたので奴隷商の館に行く。



「いらっしゃいませ。ロウ様、お話しした奴隷を連れてまいります。」



 連れてこられたのは両足、両耳がないエルフだった。


 あまりの悲惨さに心臓が高鳴った。



「いくらだ。」


「はっはい。1000シーロです。」



 支払いをマドカからさせて、すぐに抱きかかえ、血を飲ませてやる。



「うっ……」



 少しづつ足と耳が生えてくる。


 エルフはロゼと名乗った。



「これからのことを考えて生きろ。俺はロウだ。」



 そう言うとロゼはすぐに跪いた。



「ロウ様、体を直して頂きありがとうございます。今後は忠誠を誓います。」



 弓が得意だと言うが一応訓練所へ行き、確かめる。

 やはり弓に適性があり、確実に的の中心ばかりに当たっていた。

 あとは風魔法も適正があるらしい。

 弓は持っていないので、明日の競売で、いい弓を狙うか。


 朝、エリスから昼食をみんなで食べたいと誘いがあったため、向かうことにした。

 たどり着いてみたが、入ったことの無いお店だった。

 9人いるからロゼとイーニャは留守番か。


 大きく、おしゃれな店だ。

 天井が高く、上はファンが周り、照明に拘っている。



「いらっしゃいませ。ご注文はお決まりでしょうか?」


「あぁ。オーク肉のスパイシーサンドとこの一角兎のパン焼き頼む。」



「はい!かしこまりました。しばらくお待ち下さい。」



 店員も笑顔で美人だ。

 珍しい料理が多い。

 聞くと新しいお店でみんな来たかったらしい。

 

 なんか重大発表かと思った……。

 もうお風呂嫌だとかキスが多いとか、夜忍び込まれるのはちょっととか言われたら嫌だな。


 料理も期待を裏切らない美味しさで味や旨味がしっかりと味わえる店だった。

 席は満席だ。


 屋敷にノアとシェリーを送り、マドカとラキとフレイムリザードを狩りに行く。

 マドカはかなり楽しいらしく、またガンガン倒している。


 ミノスに売るように魔物の素材を置いてきたが倉庫が一杯になってしまった。

 ミノスに倉庫を多めに追加するように言っておく。


 他の街の流通路を確保することも考えないといけないかもしれない。

 夕方になったので宿に戻り、食事をして風呂に向かう。


 脱衣所でフリーズした。

 昼間のレストランの店員が座っている……。



「お待ちしておりました、ロウ様。

 今日の担当をさせていただきます、シエラと申します。」



 深く頭を下げられた。

 あまり深く考えず、今はシエラのことだけを考えよう。

 シエラはブラウンの髪をショートに揃えていて、瞳もブラウンで、パッチリかわいい。


 顔立ちは綺麗だが笑顔がかわいいのでかわいい系に寄っている。

 力仕事をしていないのだろう。

 腕や足はすらっとしてて2つの山も体に対してバランスがいい。


 今日の店でも思ったが、明るく、屈託のない笑顔が素敵な女性だ。

 店ではシャツを来て、エプロンをしていたが、肌に直に同じデザインのエプロンを着ている。

 薄く半分透けている。

 お陰でシエラは色々気にして恥ずかしそうだ。


「えっと……慣れてなくてごめんなさい……」



 抱きしめたいが我慢だ。

 距離感が大事だ。

 首だけ振る。



「こ...こちらにどうぞ。」



 やはり寝させられた。

 今日は下に厚みのある手ぬぐいをひいてくれている。


 顔にかからないように静かに体を流してくれて、石鹸でエプロンの下も泡だらけにして洗ってくれている。


 エプロンを時々めくりあげながら丁寧に洗い上げていく。

 時々甘い吐息を漏らしながら。


 お湯に入ったがシエラがこちらを向いて座っている。

 髪を撫でてやると恥ずかしそうにした。


 シエラをがばっと持ち上げ、厚めの手ぬぐいに横にする。



「恥ずかしいです……」



 エプロンをめくり、撫でてやると糸を引いているのがわかる。

 シエラにも俺の指のネバネバを見せてやり、舐めさせた。

 少し強引に撫でる。



「あつだ..だめです...出ちゃいます...」



 風呂場にシエラの汁を撒き散らした。 

 顔を真っ赤にするシエラを強く抱きしめてビチャビチャになった中に入っていく。



「あっぁぁあ……」



 体を揺らしながら痙攣して飛沫を撒き散らしてそれでも構わず強く抱きしめた。


 部屋には1人で戻るとイーニャがドアの前で待っていた。

 薄いキャミソールを1枚着ているだけだ。

 こちらを見つけると満面の笑顔だ。



「お帰りなさいませ。」



 そのまま、足からすくうように抱き上げて肩を抱き寄せる。



「あっ……」



 部屋に入り、ベッドに下ろし情熱的に何度もキスをした。



「んっ……ぁぁっ……あぁっ……」



 体を強く押し当てて抱き寄せてくる。

 強く抱き寄せながら濡れた下着に手を入れるとピチャピチャと音を出すようになった。



「あぁっ……お願いします……ください……」



 目をトロンとさせてキスをしてくる。

 ビチャビチャの中に少しづつゆっくりと入る。



「あっ……は……早く……下さい……」



 足で腰をホールドして強引に入れて来ようとするが必死に抵抗して、ゆっくりと入っていく。



「あぁっ……は……激しくお願いします……」



 少しだけ強く、ゆっくりを繰り返す。

 イーニャは体をクネクネさせて悶えている。

 長くそうしていると、だんだんとベッドに水たま出来てきたきた。

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