第6話  キノ

 朝起きるとシノがこちらをじっと見つめていた。嬉しいのを隠しながら、はにかんでいる。かわいい。


 頭を抱き寄せて、ぎゅっと強く腰を掴み、朝のキスをする。



「んっ... おはようございます。ロウ様」



 食堂に降りると三人が待っていた。



「昨日の空き家の屋敷をもらうことにした。今日は必要な物を買ったり、掃除に行こう。」


「かしこまりました。ロウ様」



 4人は嬉しそうにしている。

 宿の店主には話してあったようだが、これまで1人用の部屋で4人宿泊していたのだ。



「ロウ様の身の回りのお買い物をシノが同行させていただきます。」



 テーブルで俺の横に座ったシノの両手が俺の手を包み込む。



「あぁ。頼むな。」


「はい。お任せください。」



 宿をシノと出る。



「行ってらっしゃいませ。」



 エリスたちが頭を下げる。



「行ってくる。」



 なんか仰々しくなったな。

 その後、奴隷商人アランの館に来た。



「ようこそ、いらっしゃいました。ロウ様」


「毎回跪かくてもいいよ。今いる奴隷をもう一度見せてくれ。昨日、腕のない奴隷がいたはずだ。」



 腕がない奴隷はフィーと言う、ネコミミの獣人だ。

 俺はすぐに金を払いフィーを買うことにした

 血を水に入れて飲ませると飛んで抱きついてきた。

 ゴロゴロいって顔を擦り付けてくる。腕も治っているみたいだ。


 フィーを空き家の屋敷に連れて行くことにした。

 屋敷はエリスたちが掃除を頑張っていた。

 フィーをエリスに任せて、ミノスのところへ行く。


 メイドが二人いたため、空き家の屋敷に行かせる。



「買い物に行くか。」



 シノの黒髪を優しく撫でてやると笑顔で胸に飛び込んできた。そっと抱き寄せる。


 家具屋へ行き、落ち着きのある色の机やタンスなどを買い、届けてもらうことにした。

 昼食をシノと2人で食べる。

 シノおすすめの魚とデザートが美味しい店だった。

 しっかり味がついている煮魚とデザートの焼きリンゴはほんのり甘い。



「おいしい。」


「ロウ様のお口に合ってよかったですわ。」



 少し恥ずかしそうに頬を染めてはにかんでいる。

 その後、大工のところへ行き、風呂を注文する。

 屋敷の中には井戸があったので、薪で温める設計を打ち合わせた。


 夕方になったので屋敷へ行くと場所を間違えたのかと思うほどキレイになっている。

 生け垣や庭の植物もほとんど枯れていたのだが新しく植え替えられ、花が多めに植えられていた。


 食堂でエリスたちと食事にする。

 ミノスのメイドたちも嫌な顔をせず、しっかり働けているようだ。

 部屋は2階の一番奥だった。頼んだ家具やベッドがもう設置されている。



「随分と広いな」



 壁も落ち着いた色の壁紙が貼られていて、絨毯も引いてある。

 窓からは庭の植生がキレイに見えた。

 しばらくすると、ドアをノックする音が聞こえる。



「失礼します。キノとサーラです。お体お拭きします。」



 キノとサーラが湯桶と手ぬぐいを持って入ってきたので絨毯に座る。

 二人で拭いてくれるみたいだ。

 キノは照れながら正面から控えめに拭いてくれる。



「んっ...」



 キノはサーラよりも2つの山が大きく、たぶんたぶんと揺らしながら拭いてくれる。

 襟の部分が開いているためその綺麗な肌がよく見える。

 

 2人とも薄着だ。

 姉妹揃ってとてもかわいい。

 拭き終わるとベッドに腰掛け、前に2人を立たせる。

 キノの黒髪をなでながら薄着な服をゆっくりと脱がせていく。



「んっ...」



 キノは恥ずかしり、目を背ける。2つの大きくそびえ立つ山からゆっくりと丁寧に下に向かって撫でていく。



「ぁっ....んっ..」



 足が内股になり、ガタガタ震えている。

 サーラが隣りにいるので、恥ずかしいのだろう。

 必死に声が漏れるのを堪えている。

 サーラの方を向かせて膝の上に跨がせると甘い吐息が漏れた。

 


「は...恥ずかしいです...」



 後ろから手を伸ばして山頂をコリコリさせながらパンツの中もゆっくりと丁寧に撫でていく。

 ツルツルだ。



「んっ...うぅ..」

 


 顔を真っ赤にして声を我慢するが、ピチャピチャと静かな部屋に音が響く。

 パンツを横にずらして腰を上げさせてグチャグチャのキノの中にゆっくりと反応を確かめながら入っていく。



「ああっ!ぁ...」



 これまで声を我慢していたキノだったが大きく声が漏れた。

 体を何度も痙攣させながら後ろにいる俺に体を密着してくる。

 立って見ているサーラも甘い吐息を漏らして小刻みに震えている。



「も...もう...だめです...あぁ.っ...」



 何度も強く痙攣させ、飛沫しぶきで俺の足をビチャビチャに濡らした。

 優しくキスをして、ベッドに寝かせる。


 震えるサーラのオレンジ色の髪を撫で、キノの上に四つん這いにして密着させる。



「んっ...」



 サーラも声を殺して懸命に我慢している。


 服をそのままに、サーラのお尻の後ろに座り、下着の下もゆっくりと撫で回して、舐めてきれいにしていく。

 ピチャピチャと音を出し始めたので、濡れるサーラの中に入って行った。



「ああぁっ...だっだめです...」



 サーラは身体を揺らすため、キノにも揺れが伝わり、ゆさゆさしている。

 グッタリしているキノにも入ってみる。



「きゃっ!」



 びっくりしたのか大きな声を出して体をビクッとさせた。

 中もすごく窮屈でコリコリの部分に締められる。

 キノとサーラを交互に出し入れして、感触の違いを楽しむ。


 2人ともぐったりして声をあまり上げなくなり、うっうっと揺れに合わせて小さくつぶやくだけになったが小刻みに痙攣する2人を長い間パンパンと鳴り響かせた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る