第25話 料理完成
「えっと……」
まずは、青ワインを詰めて、ミルクを入れる。
そしたらメコ(一応温めておく)を投入……軽く煮つつチズーを入れる。
最後に角切りにしたマトマを入れて酸味をプラス。
【白ワイン香るトマトとミルクのリゾット】
「スムーズに作られていく………」
「家事してたからな」
「妾も練習すればできるようになるんじゃろうか……?」
「メキアが結婚するかしないかわからないが、できておくに越したことはないと思うぞ。練習すれば誰だってできるのが料理さ」
……素人のくせして勝手に隠し味を入れるとかいうアホみたいなことをしなければな……。メキアのことだから勝手に美味しくなるとか言って、隠し味とか入れそうなんだよな……。
隠し味をしていいのは熟練の人だけだ……。
※過去(未熟時)に隠し味を入れて失敗した経験あり。
羊肉のブロックをお湯にドボン!
生姜(←肉が柔らかくなるand臭み消し)もドボン!
あと臭み消しで酒も!
なんかテンションおかしいかもしれない。
数時間柔らかくなるまで煮る。
「ということをしなくてはならないのだが、今回は事前に似てある」
「なぬ!?」
「そりゃ数時間も待ちたくないだろ?それに料理も冷めちゃうしな……」
「さすがサイトじゃ!!」
ものすごく暴れているような音が聞こえるがないものとして扱おう………。
ピーマン細切り、柔らかくなった肉も細切り——油で唐辛子、刻み生姜、入れて香りが出るまで炒め、肉、ピーマンを炒める。
紹興酒、砂糖、塩、で味を整え、レタスで包む。
【柔らかく煮た羊肉とピーマンの甘辛炒め レタスの包み】の完成。
「ま、こんなもんだな」
ざっと8人前ぐらい作ったが。果たして足りるかな………。
と、僕がこんなに危惧しているのには訳がある。
メキアと出会った直後持っていた食料を全て渡したが、あれは四日ぐらい満足に食べれるぐらいの食料だった。小さい袋なのでそんなに入っていないかと思われたがどうやら魔道具で結構食料が入っていたのだ。勝手に召喚された挙句無一文で追い出された身としては少ないけどな。
四日ぐらいを満足に食べれる食料ということは、つまり四人前だということ。
それを一瞬で平らげたのがメキアである。
あの体のどこに入っているのか不思議で仕方ない。
「じゃ、アルマさん呼んで、食べるとしよう」
不味かったら殺されるのかな僕。その時は全力で謝りながら、土下座しながら逃げるとしよう………土下座しながら逃げるって何?等速直線運動でもすんのか僕。これは頭どんぐりの木。もう何言ってるのかわからないや。
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