第30話 【閑話】モグラ人間のモグ at 地下90階層



………………

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 ダンジョン地下90階層に現れたのはモグラ人間のモグ。


「いんやー。不味いやんすねー。土」


 爪に引っかかる土を舐める。


「しかしここはどこでしょ? ダンジョン地下1階層で穴を掘って遊んでたはずですがぁ」


 キョロキョロと周りをうかがう。一歩また一歩と歩みを進めると、耳をつんざくような奇声が響く。思わず耳を塞ぐモグ。


「なんでやんしょ? うるさいねー」


 ダンジョン地下90階層天井には巨大な魔物モンスターが張り付きながらモグを凝視する。ギロリと眼球が動くともう一体のお仲間が現れた。


「でっかい蜘蛛でやんすねー。二匹ですかぁ」


 「私は美味くないっすよ」と愚痴をこぼしながら、戦闘態勢に入る。


「右からでやんすな。お見通しですぅ」


 モグから右の魔物モンスターは糸、ではなく氷炎ひょうえんを吐いた。モグは左へ退避し、フィールド内のでこぼこした岩を巧みに利用しながら天井の巨大蜘蛛に接近。小柄なモグを認識するのに時間がかかる。モグの移動スピードに付いていけず、一撃また一撃と物理ダメージを受けるのであった。


「余裕でやーんす」


 右、左、とスピードは落ちることなく巨大蜘蛛を翻弄する。


コアは額の第三の目でやんすぅ」


 武器である爪に攻撃力上昇の魔法をかけ、モグは見えない速さで巨大蜘蛛の第三の目を貫いた。これで終わらない。もう一体の巨大蜘蛛も同じようにコアを貫いた。


グガガガガガガガガガッ


コアの欠片はいただくですぅ」


 モグはコアの欠片を拾い上げると、お気に入りのリュックに仕舞うのであった。


「さーて、でぃぐディグ、100階層まで行くぞ~」




//////////

あれ、新キャラ?

人型モグラのモグです。

よろしくお願いも~す~



閑話ばっかりでメインのストーリーが思いつかない……

どうしよ……

が、頑張ります!

σ(^_^;)?




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