第25話 3人の神の怒りの天変地異により地上世界、プレイヤーのライフはゼロになりそうです。

 3人の部下side

「「「……」」」


 3人は車の暖房をつけていた。


「部隊長、この世の終わりですかね」


 部下は言う。


「……何を言っているんだ?」


 部隊長は複雑そうな表情で言葉にする。


「そりゃ言いたくなりますよ」


 外を見ると先ほどの暑さがなくなり今度は雪?氷?が降りだし始め、気温が一気に下がり始めた。


「「「……」」」


 3人は外の温度計を見ると-50℃と表示されていて外は数分もせず氷の世界になっていた。


「……家に帰れますかね」


「ですね」


 2人の部下は心配そうな表情をする。


「大丈夫だ帰れる!!」


 部隊長は力強い声で言う。


「頑張って生き残って嫁と子供に会いに行くぞ!」


「「はい!!」」


 部隊長は励まして車の中で待機する。




黒巣side

「……」


 余りの寒さで黒巣の意識が朦朧もうろうとしていた。


「……」


 施設の職員、警備員も寒さに必死に耐えていた。


「……ど、どうなっているんだ」


 何とか声を出す。


「だ、誰か、助けて」


 黒巣は何とか寒さに耐えながら声に出す。


「……い、いったい、な、何がおこってるんだ」


 意識が朦朧となりながら何とかして必死に耐えていた。


「は、はやく」


黒巣は必死に耐える。




 栗島勇side

「……」


 勇は天井をみていた。


(よし!よし!狙い通りだ)


 勇は何かを確認出来たのか頷いた。


(これで、天界のやることは防げたからよし)


 勇は柔らかな表情を見せる。


(さあて、)


 勇は眠たそうにあくびをし始める。


(眠いしお腹すいたな)


 勇はSSダンジョンコアの部屋をキョロキョロする。


(外はおそらく体感-50℃はありそうだな)


 震えた様子も寒がる様子もなく勇は考える。


(まあ、そのうち収まるから問題ないだろう)


(さてさて、家に帰りますかね)


「……?」


 勇は配信をつけていることに気づいた。


[誰かいるかな]


 音声字幕で呼びかけてチャットを確認すると0と表情されていた。


(さっきの人は帰ったみたいだな)


[それでは初めての地上世界のサイレンスマジシャン配信を終わります]


 音声字幕でメッセージを流す。





[あ、最後にメッセージです]


 音声字幕で言う。






[僕、サイレンスマジシャンは基本、引きこもりたいので邪魔したら誰だろうと殲滅するのでよろしく]


 音声字幕を流れた後、ライブ配信を終えて、勇は音もなくダンジョンコアの部屋から消えた。












(あ、その前にあそこにもよらないとな)


 勇は何かを思い出してどこかへ音も気配もなく移動する。


(これからどうなるのかな)


 勇は考えながら音も気配もなく向かう。

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攻略することが不可能と言われたダンジョンをクリアした者が現れました。プレイヤー名はサイレンスマジシャン。世界中の人たちが探し回ってますがみつかりません。 牧村和樹(グレイレッド) @gurei0507

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