第17話 無限の空間ダンジョンの秘密 前編

 「……確認だが無限の空間ダンジョンってSSSランクのダンジョンに勇君は引きこもっていたのか?」


 部隊長は勇に聞く。


「……」


 勇は頷いた。


「……SSSダンジョンって引きこもれるの?」


 部下は勇の言ってることを理解出来ずに思わず言葉にする。


「引きこもりってどれくらい引きこもっていたんだ?」


 もう1人の部下も処理出来ずに言葉に出す。


「……」


 勇は3人に紙を渡す。


「「「……」」」


 3人は紙を見る。


「「「……(?」」」


 3人は読み終えてダンジョン年数?というわからない単語が出てきたタイミングで紙を見せられる。


「「「……(地上年数だと約3年間は引きこもっていたかな)」」」


 読み終えて、地上年数?という単語が出てさらに疑問になる。


「……勇君、聞きたいんだが?」

「?」


 なんでしょうかという表情で部隊長を見る。


「ダンジョンと地上の時間の年数が違うということなのか?」

「……」


 部隊長の質問に頷いた。


「……寿命ってどうなるんだ?」


 部下は質問したら紙を見せる。


「……(ダンジョンでは寿命はほぼ進行せずに流れます)!?」


 部下は読み終えて無言で頷き納得する。


「ちなみにだが地上年数約3年だとダンジョンにいる年数は体感どれくらいに感じたのかな?」


 もう1人の部下は質問したら勇は紙を渡す。


「……(3)!?」


 体感の話しだが勇の話しを聞く限りかなり長い年数引きこもっていたようだ。


「……引きこもっていたと言ってたがダンジョンで暮らすことは出来るのか?」

「……」


 部隊長の質問に勇は頷き紙を見せる。


「……(無限の空間ダンジョンは町があるので普通に生活出来ますよ)」


 読み終えて部隊長は頷いた。


「勇君が無限の空間ダンジョンに行った段階で誰か住んでいたのか?」

「……」


 勇は頷き紙を見せる。


「……(はい、無限の空間ダンジョンに行った段階で異世界人はいました)」


 読み終えて部下は頷いた。


「どうして勇君はダンジョンに引きこもっていたんだ?」


 部隊長は質問をすると勇は紙をすぐに出してみせる。


「……()!?」


 読み終え驚く。


「「連れて来られたってどういうこと?」」


 2人の部下も反応する。


「……」


 勇は紙を見せる。


「……(正確にはお姉ちゃんに放置された初心者用のダンジョンに連れてかれて、引きこもっていろと言われて引きこもってました)!?」


(姉さん虐待じゃないのか?)


(本人はそう思ってなさそうだな)


 2人の部下は勇を複雑そうな表情で見る。


「……勇君はどうやって無限の空間ダンジョンに行ったんだ?」


 部隊長は一番気になることを質問する。


「……」


 勇は紙を見せて3人に見せる。


「「「……(無限の空間に入るのは簡単ですよ)」」」


 3人に2枚目の紙を勇は見せる。














「「「……(ダンジョンに引きこもれば入れます)!?」」」

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