第5話 弟を今すぐ八つ裂きにしたる。果たして弟君どこいったのやら?

「!?」


 銀髪の彼女は気付いたら


「???」


 状況が処理出来ずに回りを見ると可愛らしい高身長の綺麗な赤髪の彼女がいた。


「ええと、」


 どうすれば良いかわからない状況になっているとコーヒーの入ったカップと皿を渡される。


「とりあえずコーヒー飲んで一呼吸おきましょうか」


 赤髪の彼女は柔らかい笑みを向けて言う。


「……あ、ありがとうございます」


 ゆっくりと銀髪の女性はコーヒーカップを手にとり飲み始める。


「美味しいです」


 銀髪の彼女は笑顔を向けて言う。


「落ち着いたら聞きたいことあるんだけど」


 赤髪の彼女が作り笑顔で銀髪の女性に声をかける。


「何でしょうか?」


 銀髪の彼女が赤髪の彼女を見る。


ゆうちゃん知らない?」


 赤髪の彼女は作り笑顔だが殺意がこもった瞳で銀髪の彼女に聞く。


「ごめんなさい。知らないです」


 赤髪の彼女の瞳を見て銀髪の彼女は驚きながら答える。


「……そう、ゆう君にあってはいないの?」


 赤髪の彼女は無表情で銀髪の彼女は聞く。


「あってないです」


 銀髪の彼女は申し訳ない表情になり答える。


「……そう、ありがとう」


 赤髪の彼女は疲れた様子で言う。


「……あの、ところでここはどこなんですか?」


 銀髪の彼女は赤髪の彼女に訪ねる。


「ここは栗島の家だね」


 赤髪の彼女は答える。


「改めて自己紹介するね」


 赤髪の彼女は言う。


「……」


「私は栗島真理亜くりしままりあ


赤髪の彼女は自己紹介をする。


「……ああ、あなたは自己紹介したくないなら大丈夫だよ」


 赤髪の彼女は笑顔で銀髪の彼女の瞳を見る。


「ありがとうございます」


 銀髪の彼女は答えた。



栗島真理亜side

「……」


 ゆうが消えた後はイライラしながら帰って来たらどうしてやろうかと考えていたら、突然、銀髪の少女が表れて椅子に座っていて驚いた。


「……!?」


 突然の状況に処理出来ない様子になるが何故か


「なになに、(銀髪の彼女トラブってたからフォローよろしく)」


 私は勇のメッセージを見て良くわからない状況だったのでとりあえずコーヒーを出して落ち着いてから話をすることにした。


(少し警戒は解けたね)


 銀髪の少女の様子を観察する。


「さて、落ち着いたら気をつけて帰ってね」


 柔らかな笑みで真理亜は言う。


「ありがとうございます」


 銀髪の少女は立ち上がり家から出て行った。


(とりあえず何か聞けるような雰囲気じゃなかったな)


 真理亜は疲れた表情になる。


「……勇君、帰ったらどう絞めようかな」


 真理亜は殺意をむき出しにする。


「勇君、早く帰って来ないかな」


 真理亜は黒い笑みを浮かべる。




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