攻略することが不可能と言われたダンジョンをクリアした者が現れました。プレイヤー名はサイレンスマジシャン。世界中の人たちが探し回ってますがみつかりません。
第3話 彼(栗島勇)は自然公園でのんびりしながら散歩をしていたら……トラブルっぽい何かをみつけました?
第3話 彼(栗島勇)は自然公園でのんびりしながら散歩をしていたら……トラブルっぽい何かをみつけました?
「……」
お姉ちゃんの朝飯と睡眠剤入りコーヒーを飲んでから近くの自然公園のベンチであくびをしながら眠たそうな様子を見せていた。
(姉ちゃんの悪戯も限度がないな)
勇は考え始める。
(……睡眠剤あんまり効き目なさそうだな)
眠気はあるものの寝落ちするほどではなかった。
「……?」
僅かだが公園で何か揉め事か何か声が聞こえた。
(なんだろう)
僕は声が聞こえたであろう場所に移動をする。
「ですからあなたのパーティーには入りません!!」
「……」
大きな声が聞こえて近くまで行き勇は様子を見始める。
「……現状あなたはどのパーティーにも所属出来ませんしギルドやダンジョンにも入る権利を失いかけてるんですよ」
男は静かに説明をする。
「それは、あなたが圧力をかけてるんでしょ!!」
女は怖い表情で言う。
「……俺は何もしてませんよ」
男は笑顔で言う。
「君が思い通りに動かなかったから上が圧力をかけただけです」
男は作り笑顔で女を見る。
「……あたしが何をしたの?」
女は男の瞳を見て睨む。
「簡単な話、俺たちのルールを破ったからです」
男は冷たい声で言う。
「ただ、自由にダンジョン探索したいだけなのに、それで何であんたに話を通さないと行けないんだよ!」
女は怒りを向けて男を見る。
「それは俺がこのエリア区画のダンジョンの資源を管理独占をしているからですよ」
男は作り笑顔で言う。
「……おとなしく、俺のパーティーに入れば自由にダンジョン入れるんだからさあ入ろうよ」
男は女に再度、声をかける。
「……それなら入らず諦めるわよ!!」
女はギリッと歯を食い縛り怒りを抑えながら男から去ろうとする。
「ああ、断るなら」
「!?」
突然3人の姿が表れて女は拘束される。
「は、離して」
女は悲痛な声を出す。
「……言うことを聞かなければ教育するまで」
「!?」
男は黒い笑みを浮かべて言う。
「さあて、行きます?」
男の手に何故か紙を持っていた。
(なんで紙を持っている?)
男は良くわからない状況になり紙を見る。
「なに、なに、(やあやあ、久しぶり。昔良く僕をいじめてた
男は紙を読み終えて女の方を見ると3人に拘束された女はそこにいなかった。
「え!?おい、女はどうした?」
男は女がいないことに驚いた。
「「「!?」」」
3人は女がいなくなったことに気付かずに狐につままれた良くわからない状況になり処理出来ずにいた。
(どうなっているんだ)
驚いた様子で回りを警戒しているとゆっくりとガサガサっと足音が聞こえてきた。
(誰だ?)
男は音が聞こえるところを見ると自然公園の草影から少年(栗島勇)が現れた。
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