第2話

数週間後、彼女を置いて家を出た。

なんだろな…感じてはいたが、追われる感じは全くなかった。


彼女の中で『女性優位』なのは、多分自己防衛。



16時前。彼女に連絡を入れた。


「瑠花、今何考えてる?」

「なにも。」

「俺にムカつかないの?」


そう聞くと暫く何も言わなくなったので


僕が、「瑠花、お前怖いんだろ。だから気張ってんだろ?」と聞くと、


初めて瑠花が涙を流した。

そして……


「お願い…帰ってきて。」


と正直に思いを吐いた。


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