近況ノートの代わり

藤井由加

2024

2024/07

2024/07 及び シリーズ概要など

2024/07/17 はじめまして これは、私が初めて投稿した近況ノートのタイトルです。以下に本文を紹介します。


はじめまして、藤井由加です。

ちょっとしたミステリ小説を書いてみたくてアカウントを作りました。よろしくお願いします。


カクヨムにアカウントを開設してから3週間経ったころですね。1ヶ月弱も過ぎているのにはじめましてだなんて、なんだか少し滑稽です。


このシリーズは今までに投稿した近況ノートの文章を小説として発表し直すものです。どうしてそんなことをするかというと、近況ノート機能は使い勝手が悪すぎるからです。


①内容の途中保存ができません

近況ノートは1度入力ページを開いたら、入力を終えて公開を押すか、途中で別のアプリや媒体にバックアップを取るかしないと、文章が喪失されてしまう仕様になっています。


私はつい先日、運営に途中保存機能を近況ノートにも付けてくださいと要望を送りましたが、考えてみれば私なんかに思いつく改善案を運営さんたちが思いつかないはずも無く、そもそも近況ノートはさくっと書いてパッと共有する目的のコーナーであるとして「小説」とは区別されていて、現在の使用が意図的に残されているのでしょう、と考え、ならばこれからは近況ノートを小説として更新していきましょう。という決断に至ったのでした。


②予約投稿ができません

私は書き上げた小説をすぐに公開するタイプの作家ではないので、更新報告などは先に延ばしたいタイプなのです。もちろん更新した当日その時間になってから近況ノートを更新すればいいのですが、私はいつに予約投稿されていたのか忘れてしまう傾向があって、あ、『環は刃を当てれば切れるんだ。』に関しては、作品の更新日時と作品内部の時間をある程度対応させているので覚えていられます。ですが、2024/08/26現在の私はこの『近況ノートの代わり』も含めて6つのシリーズを運営しているので、つい忘れてしまう事態が最近増えてきてしまっているのです。


なので、ひとまず近況ノートはこちらのシリーズに移植しまして、今後はこのシリーズの中で更新することにしました。そうすることで、作品が完成したその日のうちに、更新日の近況ノートを準備しておくことが出来ますし、忙しくて時間や余裕が無いときにカクヨムを開いて近況ノートを開いてイライラした状態で文章を入力していく必要がなくなります。いいことづくめです。


③近況ノートはPVがつきません

私は、文章が読みやすいかどうかとか、言葉の使い方が合っているかとか、知識の使い方は合っているかとか、公開してもいい情報はどこまでかとか、何を1番伝えたいのかとか、本当に色々なことを考えて文章を書かないと気が済まない性格でして、それが私の小説に深みを与えていると自負しております。


近況ノートの場合は「分かりやすく読みやすい」を心懸けて書いております。言葉や表現の裏側にある意味などを考慮に入れずとも、十分に理解できるテキストに、つまり文章とじっくり睨めっこせずとも、すんなりと文意を読み取れる文章になるようにすっごく気を付けて書いているのです。これが難しいのですよ。


どうして難しいかというと、普段、私は小説を書いているからです。


先程に言及した「言葉や表現の裏側にある意味」に注意を向けて頂かないと、恐らく作品の理解には至り得ない作品を書いているので、時間をかけてじっくりと、文章と睨めっこして、ようやく作品を楽しむことができるようなテキストを書き慣れてしまっていて、逆に、「分かりやすく読みやすい」だけの文章を書くことを許さないプライドまでできてしまっているのです。


その不完全燃焼感や欲求不満を抑えて、ひたすらに「分かりやすく読みやすい」文章としての近況ノートを更新していくことは、私にとってはものすごくストレスで、負担が大きいことなのですよ。分かりますでしょうか。いえ、きっと、あなたに私の気持ちは分かりません。


と、このように、それだけの精神的な労力を費やしてもそれに対する報い(PVや評価など)に乏しいことが確定されている近況ノートを使う理由は、ますますなくなってしまったわけでございます。


では、少し尺稼ぎもかねて、7月の近況ノートをずらーっと並べていきますね。


2024/07/19 ミステリ 第2話を更新しました。

 私のオリジナルミステリ第2話を更新しました。

https://kakuyomu.jp/works/16818093079961888764/episodes/16818093080067733300


2024/07/21 英訳版に挑戦中

 ただいま私のオリジナル作品である「環は刃を当てれば切れるんだ。」を英語に翻訳したバージョンを制作中です。来週辺りに公開を開始します。


2024/07/24 英語版小説 第1話完成

 すでにこのサイトに投稿している作品の英訳版を作成しておりましたが、その第1話が完成しましたのでご報告いたします。2024年7月28日に公開開始です。


2024/07/28 英語版小説を公開しました。

 タイトルの通りですが、オリジナルミステリの英語版を公開しました。読んでみてください。


2024/07/28 日本語3話と、英語2話を執筆中です

 実は英語の方はもう出来上がっています。8月5日に公開を開始します。


2024/07/28 ミステリ・テンプレート

 色々読んでみてのメモです。

事件の説明

謎の提示

捜査・推理パート

解決


ここまでの文書は構成がとても簡潔ですね。カクヨムのアドスコアはテキストの文字数に応じて増え方が変わってしまうので、恐らく皆さんもテキストを増やそうとして、結構、内容に冗長な要素を加えてしまうと思いますが、近況ノートではそういうことを気にせずに投稿できるという点では、上の本文のように、味気ない文章を投稿しても罪悪感が無いという訳です。


しかしながら、味気ない文章に人は寄りつきません。世の中の一般的な人々は天然水のコップ1杯と、クリームソーダのグラスが並んでいた場合、カロリーや糖分の懸念を度外視して考えるなら、9割以上が後者を取るに決まっていますからね。そこで、文章の味といいますか、見栄え、でもないですけど、テキストに愛嬌を与えていこうとする内に、精神的な負担が膨らんでしまったのです。


2024/07/28 私のミステリの変なところ

 読書企画を通じてみなさんのミステリーを読ませていただくうちに、私の小説のおかしなところが浮き上がってきました。

 「環は刃を当てれば切れるんだ。」の第一話ではどんな事件が発生したのか、浮気か失踪なのかがぼやかされています。そもそも事件が発生したのかすら曖昧です。結局ストーリーの筋書きとしても、事件など起きていなかった、というオチになっていますからね。

 探偵さんは助手である私の前でしか話しませんし、あの人の推理にはいつも根拠や証拠がありません。なのに当たっちゃうんです。まるでデュパンさんやマープルさんみたいに、なんだかよく分からないけど当てちゃうんですよ。腹が立ってきちゃいます。

 でも、あの人の言うことはいつも何故か正しいんです。探偵さんが「これは君に任せるべき仕事だ。」って、私に事件の解決を託したのには、何か意味があるのでしょうか、それとも、単に怠けたいだけなんでしょうか。安楽椅子探偵だかなんだか知りませんが、怠け者にお給金は出ません。働かざる者、食うべからず、ですよ。


ここからは、私の小説作品の一部としての近況ノートが始まっています。一気に文章量が増えています。多少、本編を読んでいないと何を言っているのか分からないとは思いますが、それでも言葉や表現の裏側にある意味を辿ろうとしなくても、テキストの内容を理解できるように難易度を下げてあるのです。


2024/07/30 えっ…? その1

 ウミガメのスープ問題のような、推理の根拠をテキストの中に読み取ることのできないミステリはアンフェアだと思います。読者も一緒に謎解きを楽しんでもらいたいのなら、事件の真相がただ1つに着地すると納得してもらえるだけの伏線を張っておくべきではないでしょうか。

 例えばなんですけど、私がついさっき読んだミステリ作品を要約しますね。

「とあるミュージシャンの新曲動画にアンチコメントが付き、ファンたちは一斉にアンチの人を誹謗中傷しました。しかし後日、そのミュージシャンが[酷いコメント]として取り上げたのは、ファンたちの過剰にミュージシャンを擁護しているコメントでした。なぜそんなことが起きたのでしょう?」

という読者へ出題する形式の小説でした。

 答えは

「アンチコメントが作品を称賛するコメントに書き換えられており、ファンたちの擁護コメントは[ファンを誹謗中傷する酷いコメント]に変わってしまっていたから」

とあります。

 ですが出題文の情報からはそうであると断定できません。例えばツリー親のコメントの削除の後も返信コメントが残るタイプの動画投稿プラットホームであった場合、ミュージシャンは削除されたコメントに群がる誹謗中傷的な言葉の数々を見てどう思うでしょうか。

 それにテキスト外の情報から該当の小説の謎を推理しても良いなら、現在は魚拓を取る文化がありますし、youtubeなどならコメント編集の履歴を遡ることができます。ミュージシャンが[酷いコメントをもらった]と勘違いしてファンの擁護コメントを晒し上げる行動に出るとは考えにくいです。

 答えを作中で示さずに読者に解いてもらおうとするのであれば、例えば東野圭吾さんのように回答候補を2つや3つに制限しておくとか、きちんと答えがただ1つに決まる根拠をテキストに組み込むとか、しっかりと工夫を凝らす必要があります。


読者参加型のミステリにしたいなら、フェアプレイをしましょうよ、という怒りの近況ノートですね。テキスト中で取り上げられている作品はカクヨム上に実在しているものです。尋常で無くイライラとしてしまったので、それがこの文章量にも表れていますね。「えっ・・・? その1」というタイトルにはなっていますが、その2は今のところありません。今後とも書くことはありません。他の人の作品に対する悪口しか出てこないので。近況ノートの使い方のルールに反してしまうことになります。


2024/07/31 日本語版 第3話のお知らせ

 「環は刃を当てれば切れるんだ。」の第3話、『手紙を返しに行けば良いんだよ。』が完成しました。来週8月5日は英語版の第2話、 "It's your business." を公開しますので、このエピソードのお披露目は再来週の8月16日、お盆が明けた金曜日のお披露目になります。

 ちなみに世界初のミステリと言われているエドガー・アラン・ポーの3部作の最終作のタイトルは「盗まれた手紙」ですね。私がミステリ小説を書くとしたら、第3話はぜったいに手紙の話したいな、って意気込んでいたんです。実際は手紙じゃ無くてチラシなんですけどね。

 お楽しみに。


ポーさんと言えば、「モルグ街の殺人」が有名ですよね。他には江戸川乱歩というペンネームの元になっている人でもあります。少し昔の本ですとポォという表記になっていることもあります。テキストにもある通り、ポーさんミステリ小説家として有名ですが、実は発表しているミステリ作品は3編だけなのです。


あとミス・マープルさんはアガサ・クリスティさんが描いた探偵さんの1人です。割とどこにでもいそうな、気さくなおばあちゃんみたいな方です。もう1人の探偵さんとして有名なのはエルキュール・ポワロさんです。オリエント急行やアクロイド殺しなどが有名ですね。


2024/07/31 英語版第3話 お知らせ

オリジナル小説 'The loop will be cut by pressing a brade.' の第3話が完成しました。公開は8月23日になります。


2024/07/31 ちょっと悲しくなったので。

 英文版についてですが、英語の翻訳作業に際してはChatGPTを使用しています。出力された文章をもとに、いわゆる[Editing]を行って皆さんの目に届けています。

 どのくらい手を加えているかというと、AIによって出力された文章の8割ほどは添削しています。ちなみに完成した英文はGoogleなどの翻訳機に通してみて、英語の読めない人でもネットの力で作品を楽しめるように語彙を調節しています。

 でも、そんな私の作品に「機械翻訳を利用したんですね」という心ないコメントが付いてしまったので、少し反論したくてこの近況ノートを書いています。

 英語版小説の第1話テキストを、ChatGPTを含むいくつかのAI文章判定サイトに投げてみました。

 https://ai-tool.userlocal.jp/ai_classifier こちらのサイトでは人の手による文章であると判定が出ました。

 https://smodin.io/ja/aiコンテンツ検出器 こちらのサイトではAIコンテンツが検出されないと出ました。なお5000字までしか入力できなくて、ラストのシーンの方から1000文字くらい削除しているので、正確な結果ではない可能性があります。

 疑うのであればご自身で確かめてみてください。Twitterのアカウントにも証拠のスクショを挙げておきました。下のリンクから見れます。

 https://x.com/fujiiyukadayo/status/1818649937850363919?t=ULEC3mtveslfvaTb6xGscQ&s=19

 近況ノートの仕様上、画像を1枚しか上げられませんので、ChatGPTのAI判定は当てにできないことだけ、説明させていただきますね。

 OpenAIのチャット欄に、判定を依頼する文言と英語版第1話のテキストを入力したところ、AIからは、これがAI創作物である可能性が高いという結果が帰ってきました。これはTwitterでも公開している通りです。主な理由は「文法や表現的に不自然な表現が多いから」だそうです。

 ところが添付したスクショを見ていただくと、全く当てにならないことが分かると思います。5番の最後ですね。

 「翻訳された文が意図的に不自然に保たれている場合もあります。」

 翻訳された不自然な文章を保持しているのではなく、自分の手で不自然で文学的な表現へ変えている部分の方が多いのでこの返事にもいささか不満ではあります。

 この文章の不自然さが低品質な翻訳によるエラーなのか、人間である私による作為的な失敗なのか、それは読者である皆さんの判断に委ねます。

 でも、とりあえず「まるで駄目駄目な翻訳サイト出力の英文みたいですね」って言われたのが悔しかったので、全力で反論したくなりました。それだけです。

 日本語版でもいいので、私の小説を読んで、読み込んでみてください。皆さんに気づいてほしい、気づいたらコメントで教えてほしいのに、まだ誰も発見していない仕掛けが小説の中に山ほどあります。みなさんはきっと文字が読めないんですね。

 あの、言っておきますけど私は、藤井由加は探偵ではないですよ。探偵さんの助手です。そこのところお間違いなく。


びっくりするくらい長い文章ですね。これも怒りの近況ノートです。コメントにて、「機械翻訳を使ったんですね。ぜんぜんダメダメです」(という受け取り方をしました。) そんな心ない意見を食らってしまったので、確かにAIの翻訳を参考にはしていますが、それは時間短縮のためであって、ちゃんと私の英語力を使って書いてますよという反論がしたかったのです。


これが7月最後の近況ノートでした。このトラブルをきっかけに、私は少し病み期に入ってしまったのです。

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