ラノベ作家に必要なもの
箇条書きで書いていきます。
1.健康
もうこれは絶対です。健康が全てを覆い隠します。
無理すればある程度までは、書き進められますが……人間の身体って、良く出来ているものでして、何れ限界がやって来ます。そして、それは明日かもしれませんし、今日かもしれません。
なので、首尾よくデビューした後は「とにかく健康でいよう!」と決心しつつ、死戦場で足掻いて下さい。病院にはすぐ行くこと。
2.コミュニケーション能力
前話でも書きました。必須です。
まず、編集さんと話せないと物事が進みません。イラストレーターさんと直接やり取りする機会は日常だとありませんが、謝恩会等では会うのでその際に挨拶する必要があります(※イラストレーター様は神様です)。
もっと書くと作品がアニメ化した場合、先方の要望では会議(現地・webどっちも)に呼ばれます。そして当然、意見を求められます。
ラノベ作家はコミュニケーション能力がいらないから目指す、という幻想は捨てて下さい。それが許されるのはレーベルをしょって立つ売上を上げている大作家様だけです(※大作家様であってもコミュニケーション能力に難あり、という方は僕が知る限りだと聴こえてきません。つまり皆さん、基本的にはちゃんとされている、ということだと思います。特に業界歴が長い方程そうです)。
3.書き続ける能力
大判は一度書きたいと思いつつ、縁がないのですが……文庫だとラノベは四ヶ月刊行=年三冊がノルマです。
改稿含め、最低でも年40万字+程度は平然と書けないと行き詰まると思います。
ラノベにはイラストがつくので、刊行遅れ=イラストレーター様のスケジュールをも狂わします。言わずもがな、それは前々から決まっていたものなので、より罪深い……(※健康第一! とも繋がる。僕は公女5で体調を崩すし刊行が一ヶ月伸びました)。
ラノベ作家志望の方で、10万字書いたことがない場合は、まずそこを目指しましょう。それを延々と書き続けられるなら、後は試行回数と運です。
4.好奇心
個人的にはこれも大事だと思っています。
情報が氾濫する昨今、一昔前と異なり全ジャンルをカバーするのは余程じゃない限り難しいとは思います。
ですが、聞き慣れぬ単語、会話の内容に「はて? 何だろう??」と思うことは可能です。また、気になったお店や、旅行することも。
そこから内容を膨らまして、作品案にすることも儘あるので侮れません。
アンテナは高めに持っておきましょう。そこにヒントがあるかもしれません。
5.事務処理能力
1とも一部繋がるんですが、思っている以上に、作家⇔編集間にはやり取りがあります。それを面倒がらず、処理出来ない人はあんまり向いていないと思います。貴方が返さないと、その先の仕事は進みません。
加えて、専業、兼業問わず、デビューしたら確定申告をしなければなりません。一年に一回、差し迫ってからどうにかする、という思想は非常に危険です。まして、申告しないとかは問題外です……。分からないなら、税理士さんへ丸投げしましょう。
つらつら、と書いてみましたが一先ずこんな所でしょうか?
5に関して言うと、即レスの習慣は着けておいた方が良いです。物事が円滑に進みます。確定申告は経理経験ある方ならば、今はとても良い会計ソフトがあるので、自力でも容易です。ただし、税理士さんに申告作業自体は任した方が無難かと。どうしても、ミスは出ますしね。
次話は、皆様お待ちかね? 紙と電子市場に対する雑感です。
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