第4話 決着


 先月、嫁はこの世を去った。

 元々体が弱かった嫁さんはがんでやられちまったんだ。

息子のミライももう十五歳だ。

 それでも、あいつだって突然母さんがいなくなったら悲しいはずだ。

 今は父さんが支えてやらないといけないんだ。



「だから、ジュノンなんかに負けられないんだ」


 多少無理やりではあるが、今はこれしかない。


 レバーを倒し、ロボットを走らせると、俺は剣を前へ投げさせる。


(剣を避ければ隙が生まれるはず)


「そこだ!」


 右手でジュノンを殴りつぶすと、俺はもう一本のプラズマソードで切り刻む。

 バラバラになったジュンンは結晶となり消えていった。


「勝った。勝ったんだ……」

                                   つづく


~あとがき~

修正をしました。

話数は少し増えていますが、よかったら見返してくれると嬉しいです。

面白かったら応援よろしくです!

それでは!



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