応援コメント

第34話 ペーンの決断」への応援コメント

  • 重苦しい状況の中でキャラクターたちが繊細な感情の変化を見せる、心に残るエピソードでした。特に、ペーンの「どう死にたいか」というテーマに向き合う葛藤と、彼が過去の言動を振り返り、謝罪に至る姿勢は胸を打つものがありました。

    タオとペーンの会話には、長い友情の絆と互いを支える強さがにじみ出ていました。軽妙なやり取りの中にも、深い悲しみや失った者への想いが垣間見え、読者の心を揺さぶります。タオの「マレ」に対する想いとペーンの「ハーン」への愛情が、彼らの言葉の端々に滲んでいて、読み手であってもしんみりしてしまいますね。

    また、葉月の献身と優しさが物語全体を支えているのも印象的です。彼女の努力と心遣いに対するペーンの再評価と謝罪が、彼の成長を感じさせます。特に、「あんなヒドイ事いったりやったりした後に!」というペーンの言葉からは、彼の後悔と真摯な心の変化が伝わってきました。

    最後に、ペーンが勇気を振り絞って謝罪し、治癒魔法を受けたいと申し出る場面は、まさに感動のクライマックスです。この一歩は、ペーンだけでなく、彼を支えたタオや葉月、そしてフック神官長の説得の積み重ねがあってこそ実現したものだと思います。

    人間の弱さや失敗、赦しと再生の物語がしっかり描かれていて、読後感が非常に良いエピソードでした。

    作者からの返信

    朝霧様

    いつもお読みいただきありがとうございます。また、コメントありがとうございます。

    運命の番、憧れはありますが失った時の喪失感は想像すると苦しくなってしまいます。どちらか一方が亡くなったら、番解消になると言われても割り切れないだろうなと常々思っていました。

    朝霧さんにまとめていただいた「人間の弱さや失敗、赦しと再生の物語」の言葉に感銘を受けました。この物語の帯に書きたいと思います(#^.^#)