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外部パートナーとの共同会議が終わり、会議室には少し緊張感が残っていた。沙紀は、さゆりと視線を交わし、深呼吸をした。
沙紀
「思ったよりスムーズに進んだね。」
さゆり
「そうね。皆、AIのプロジェクトに本気で興味を持ってくれているみたい。」
彼女たちは会議室を出て廊下を歩きながら、今後のステップについて考えを整理していた。
沙紀
「次は具体的な提案書の準備だけど、あのリアルタイムの学習サポートシステムをどうやって形にするかが鍵ね。」
さゆり
「そうね。私たちの研究チームは技術的な部分に強いけど、実際の現場でどう使われるか、教育機関との連携をもっと深める必要があるかも。」
沙紀
「それに、予算の調整や外部企業との契約の条件もまだ詰めないと。」
会議の成功は一歩前進に過ぎない。これから実際の開発に向けて、具体的な問題をクリアしていく必要があった。沙紀は少し緊張しながらも、期待に胸を膨らませていた。
沙紀
「次回までに具体的なプロトタイプ案をもっと煮詰めて、プレゼンできるように準備しましょう。」
さゆり
「そうね。スケジュールも詰めておかないと。」
二人はそれぞれのデスクに戻り、手分けして次のステップに取り掛かるための準備を進め始めた。プロジェクトの成功はまだ遠い先にあるかもしれないが、彼女たちの中には確かな手応えがあった。
彼女たちは夜遅くまで作業を続ける。
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