少女と理由

プランパイロット プログラム

大学研究施設内、外部顧問機関の会議室

パイロットプログラムの開始に向けた打ち合わせが進む中、大学側は沙紀の提案に基づいて、二つのプロジェクトを同時に進めることを決定した。会議室には、大学教授やAI専門家、沙紀とさゆりが集まり、今後の進行計画について話し合っている。

教授A 「それでは、沙紀さんの提案を元に、我々のパイロットプログラムを二つのプロジェクトに分けて進めていくことにしましょう。一つ目は、AIを活用した数学や物理の理論解析のサポート。二つ目は、AIによるプログラミングの自動化です。」

沙紀 「ありがとうございます。AIによる理論解析のサポートでは、特に複雑な数式の展開やシミュレーションをAIに任せることで、より効率的に研究が進められると思います。既存のデータを基にした予測モデルも試してみたいと考えています。」

教授B 「なるほど。物理学の分野では、特に量子力学や統計力学の複雑な計算にAIが大いに役立つでしょう。学生たちにとっても、AIの活用法を学ぶ良い機会になります。」

さゆり 「そして、もう一つのプロジェクト、AIによるプログラミングの自動化についてですが、こちらはプログラミング教育の一環として、AIがどのようにコードを生成し、最適化するかを学ぶことで、学生たちのプログラミングスキルの向上を目指します。」

教授A 「確かに。AIがどのようにプログラムを構築するかを理解することは、将来の技術者や研究者にとっても重要なスキルです。このプログラムがうまくいけば、他の学部や研究機関にも波及効果が期待できるでしょう。」

沙紀 「私たちはまず、小規模なプロジェクトから始めて、効果を検証しつつ段階的に拡大していく計画です。データ収集と分析の準備も進めていきます。」

教授B 「その通り。まずは実験的に小規模でスタートし、得られたデータを基に次のステップを決めましょう。沙紀さんとさゆりさんには、準備委員会のリーダーとして、引き続きプロジェクトを引っ張っていただきます。」

さゆり 「わかりました。メンバーの選定やスケジュール管理、さらには必要なリソースの確保など、私たちが責任を持って進めていきます。」

教授A 「では、全員が協力してこのプログラムを成功させるよう努力しましょう。次回のミーティングで進捗を報告してください。」

会議が終了し、沙紀とさゆりはそれぞれの役割を確認しながら会議室を後にする。

沙紀 「さゆり、このプロジェクトがうまくいけば、私たちの学びも大きくなるし、学校全体にも良い影響を与えられるね。」

さゆり 「そうだね。AIを使った教育改革がどれだけ効果的か、私たちの手で証明しよう！」

2人は意気揚々と、新たな挑戦に向けて一歩踏み出す。