人と話す
私は人と話すのが苦手だ。嫌いなわけではないと思う。
ただ何を話せばいいのかわからず教室で何も喋らずに終わる日が多い。
いつ頃だっただろうか。私の性格が変わり始めたのは。多分小5くらいかな。学校で教えてもらって知識を得て。家族とのちょっと難しいテレビでやっているニュースとかが話題の会話に入りたかった。だけど、うまく入れなくて何か家族に対し言ってしまったんだと思う。それからは何をいっても大抵は「生意気だ」と言われ続け、反抗し口数が減っていった。表面上は多分あまり変わってないけど、心がどんどん傷ついてって。
怒られて、逃げたのに自分の部屋に追いかけてきて、部屋の角でビンタされた日が2、3度あった。そんな日は「死んでやる!」と思ったり。だけど、そこまでの勇気は持ち合わせておらず、ただ大泣きして眠りにつく。父と母、兄の3人で回る世界に小さな私は疎外感を覚えた。
私という何か @manaka_5946
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。私という何かの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
うたかた最新/西しまこ
★84 エッセイ・ノンフィクション 連載中 127話
精神障がい者の日記最新/羽弦トリス
★48 エッセイ・ノンフィクション 連載中 479話
ちょっとした語りと思索を披露する場最新/ポンポコ
★30 エッセイ・ノンフィクション 連載中 74話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます