ほぼ死にかけた
体力を死ぬまでの間にどれだけ増やせるかなんてゲームみたいな考えを押しつけないでほしい。
そう願えるようになれたのも知らない場所に迷いこんでけものの鳴き声を聞いてからだった。
どうやって帰ってこれたのかわからない。
トンネルや
いや、そんなことはないか。
自然も人間も信じず元きた道を覚えている限りで引き返しつづけた。
それでも運にたよったやり方だったから死ぬかもしれないと覚悟するしかなく、未来はささいな日常で消えていくことを知る。
なんとか人が多く歩いている時間帯と道へたどりついて何事もなくおりることができた。
はずかしい
スリルは自分が望んで手に入れるものでわざわざそうじゃない時にやってきて欲しいものではない。
安全がなぜ大事かから学んだ方がいいのかもしれない。
だからはずかしい話だった。
こういうのを生きのびると言うのかもしれない。
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