第2話 異変と情報過多
体を起き上がらせようとした瞬間、俺は止まった。
時が止まったとかそういうものではなく俺の意思で止まった。
は?意味わかんねぇよ?
何で?どうして?
俺は疑問しか浮かび上がってこない。
先程、俺は大量の情報を脳に一気にぶち込まれた。
分かりやすい例えで言うと呪術廻戦に登場する五条悟の領域展開、“無量空処”だろう。
俺は少し整理する時間が欲しかったので起き上がろうとしていることから足を組んで座り、整理した。
30分位して整理がある程度終わったがもう1度情報をまとめようと思う。
まず1つ目、この世界の根幹。
これが全部なのか1部なのかは不明だがこれが世間に出ていないことを知るにこれを知る人は多分いないのだろう。
そして俺から1つ言えることとしては、俺たちは間違っている。
人が死んだらあの世に行くとか天国や地獄に行くなどあるが不正解と言っても差し支えないだろう。
簡潔に言うと人は死ぬと魂の再使用によって転生する。
それの無限ループだ。
そしてこれは基本的に生物全てに当てはまる。
勿論例外等もあるっぽいが。
そしてこれ以上はこれよりも信じれない情報であり、理解できないだろう。
何よりこれを今俺以外の人が知ったりすると魂が傷つく。
魂が傷つくと色々影響が出そうなのでこれ以上の話はすることがあってもまだまだ先だ。
んで2つ目、世界について。
これは1つ目の根幹の話に似ているが違う。
実は地球にも魔力と言うファンタジー要素は存在している。
異世界にも色々あり過去から現在でその異世界に行ったことがある人達は実在している。
そしてその異世界に行ったことがある人達の魂が地球で転生する度に地球にも魔力が多少発生するらしい。
異世界は色々あると言ったが例を幾つかあげさせてもらう。
まずは定番、魔法が使えるような世界。
地球とほぼ同じだが地球とは異なる世界。
近未来的な世界。
など様々な異世界があり、歴史が動くときは異世界からの転生者が当時の記憶、感覚を元に動かしている。
ただ、この記憶や感覚は実際に覚えているパターンやなんとなくのパターンなど幾つもパターンがある。
しかも現在その異世界は判明していない。
要は水星や火星、土星とは別にそういう世界が宇宙に存在しているという事。
ちなみに現在の地球に魔力はあるが魔法はまだ使えないらしい。
理由は知らん。
他にも色々あるが魂事情でとばさせてもらう。
そして最後に3つ目、俺自身につて。
これも魂問題であれだが、1つだけ話せることがあるとすれば何故、俺はこの情報を入手したかについてだけ。
詳細不明だがなんとなく分かる。
そしてこれは俺の過去の話と紐づいているものでもある。
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