プロローグ 終わりと始まり
????年??月??日。
それは唐突に起こった。
2024年時点で30年以内に70%で起こるとされている南海トラフ地震。
しかし、全人類は油断していた。いや、甘えていた。
30年という猶予期間を与えたのは間違えだった。
70%以上ということでこれを公表したのは間違えだった。
実際はもっと早く、もっと高確率でもっと恐ろしいものだった。
歓楽的に考えていた結果、日本は終わりを迎えた。
首都であり日本の代表と言っても差し支えないここ東京。
高層ビルやマンションは崩壊しており、地盤も半壊。
辺り1面には廃れた背景。
腐っている国と上層部では復興に一体どれくらいかかるかは不明である。
勿論、東京だけがこうなったわけではない。
47都道府県が酷さに差はあれどこうなったのだ。
また死者も出た。
歳や性別、国籍なんてものは関係なく命が儚く散っていき、相当の人間が死んだ。
外国からの支援もほぼなく、寧ろ責任を背負わせる対象でもあり戦争の対象にもなった。
そして外国は日本を手に入れるための戦争を始めようと各国が動きだす。。
しかし、それは実行できなかった。
世界が戦争が始まる前に突如として終わりを迎えたためだ。
終わりを迎え世界から生命が消滅した瞬間、またもや突如として世界は始まりを迎えた。
1から。
そうして当たり前となっていた平和な日常は新たに始まった。
いや、1つだけ前と違うところがある。
生物にステータスというものが発現したのである。
しかし、それに気づく者は現れず時は流れ2028年になった。
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