始まる世界の終わり方

Nine

第1章 

独白 ????①


反吐へどが出る。

この世界の根幹を知る人が、理解している人がいないんだ。

俺みたいなイレギュラーな存在が認知し理解しているだけだ。


だがお前らはこの世界を、地球を知らなすぎる。

まず1つ、人は死んだらどうなると思う?


あの世?

天国?

地獄?


不正解ではないが正解ではない。

理解はできないと思うが実際は違う。

これも正確なことではないし、完璧な回答ではない。

ただ、これは根幹の1部であることはゆめゆめ忘れるな。



この世界、地球で例えば人が死ぬとする。

するとまずは虚無きょむ空間、虚空こくうに魂は行く。

魂とはその人物の存在、精神、意識などを構成しその人物に司るものである。

そうして虚空に行った魂はそこから輪廻りんねの世界、廻界わかに行く。

そして廻界で今生きてきた経験や才能を封印し消去される。

ただ、完全に封印し消去することは絶対にできない。

そうしてほぼほぼ初期化された魂は基本的に輪に入り、転生する。

勿論1部例外はある。

んで転生までの間は天と地(これが世間一般で言われる天国と地獄)そして、もう1つの場所の中から1つ、割り振られ過ごしてもらう。

そうして時が来たら転生という感じがループしている。

色々省いていることもあるし例外もあるがこれが基本でこの世界の根幹の1部であり、真理である。



他にも色々とあるがこの情報だけで今の人間、お前らには充分だろう。

これ以上を求めるのなら、格をあげろ。

早くしないと後悔するのはお前らだぞ。

この先に待つ未来はお前らを待ってくれないぞ。



さぁ、這い上がれ。

もっと深めろ。

そして知れ。


を。

俺は待っているぞ。


として。

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