第7話 配信者

嘘、それは生きるために必要な物である。

僕達人間は何かあったらすぐ嘘をつきその場をやり過ごしている。嘘とは魔法の言葉なのだ。


場面は自分の部屋


バカが、あんな事を言ってから十日過ぎた。

僕は2回デュエルしたが、一勝一敗だった。


そして相変わらずバカは僕にベタベタしてる。僕は足を伸ばしたその時、

バカが僕の太ももに頭を乗っける、無理にどかすど泣くからウザイ


織田は床で寝転んでいる。僕はスマホをいじりバカの頭を撫でる、動物みたいでいいなこいつ、使える。すると突然


「なあなあ、神木ーこれ知ってる?」と織田は僕にスマホを見せて言う。


画面には女性Vtuberが映っていた。



Vtuberとは、バーチャルYouTuber(バーチャルユーチューバー、英: Virtual YouTuber)は、2DCGや3DCGで描画されたキャラクター(アバター)、もしくはそれらを用いて主にインターネットなどのメディアで活動する動画投稿・生放送を行う配信者の総称を指す語である。

ウィキペディア引用



そのVtuberが、デュエル配信のアーカイブを見せてきた。



デュエル配信とはその名のとうり

デュエルしてるときに配信する事である



「これがなに?」

「この子、超可愛くね?」

「だって可愛い画像だからね」なんかムカッて聞こえた


「いやそうなんだけど、この子とデュエルした人は」


「完全に本物だったよ、可愛かった」


「って言ってるんだよ!」


はぁ、こいつなんですぐ人を信じるのかね


「そうなんだ、じゃあデュエルしに行けばいいじゃん」

「この子現在二回デュエル配信してるんだけど、二つとも3対3チーム戦なんだよ、しかも二回とも勝ってるんだ。」

「うん」

「つまり、即席だったら息が合わなくて勝てない、一人じゃあ戦えない。

なら!俺と神木、そして葉粗ちゃんの三人でデュエルするしかない!だろ?」


「なんで僕がやらなきゃいけないんだ」「なんで私がやらなきゃいけないんですか」と僕とバカは同時に言う。


「お願いだよー、一生のお願い!貰ったお金全部二人に上げるから!」


つまり3対3なら1万5千円か、

そしてバカから1万5千奪えば、3万!


「よしやろう、すぐやろう」「じゃあ私もするー」


「よっしゃ!」

「んで、どうやってデュエルするの?」

「チュイッターでDMを送ればオッケー」


チュイッター?僕が知ってるのとちょっと違う



「よし、送ったぜ」「何て送ったの?」


初めましてシュティーム・サラさん

配信見ました可愛いですね!

俺星帝学校の織田と言います。

デュエルをしたくてDMしました!

大丈夫だったらお返事お願いします!


あと、デュアル終わった後、二人で出掛けたいです


名前すごいな


「返事くるかな?」

「来なかったら最後の文章のせい、下心丸見えだわ」


数十分後


スマホをいじっていると、

「ピコンッ!」と音が鳴る


「きたか?きた!」


織田は僕達にスマホを見せる


初めまして織田さん、

私は3対3でデュエルをするのですが

大丈夫でしょうか?

大丈夫なら、明日の放課後

校庭でお待ちします。

あと、2人で出掛けることは出来ません


「大丈夫ですっと!」


では、明日の放課後

校庭でお待ちします


「やったぜ!本物のサラさんに会える!」

「よかったね」僕は最後までバカを撫でていた

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