第2話 能力
場面は教室
「皆さん校門で受け取った端末は待ってます
ね」と先生が言う。
これね、と端末を出す
「この端末の名前はフォートレスと言います、次からはフォトといいますね、では皆さんフォトを出して机に置いてください」
すると、みんながフォトを机に出す
「よし!無くした人はいないですね、ではフォトを開いてください、アプリが10個くらいありますが、
一番左上のアプリを開いてください。」
このアプリか、ポチッ
「すると、左に自分の姿、左下に名前が書いてあるはずです。そして右に3つの横に細長いボタンがあるはずです。そのボタンの真ん中のabilityと書いてあるボタンを押してください。」
上から、status、ability、duel
ability、能力か、ポチッ
ほう、これが僕の能力か、真ん中に[変声]と書いてある。使えなくはないな。そして右にabilityshopか
「そのボタンを押すと自分の能力がわかるはずです。
能力とはこの学校内でデュエルの時に使える特殊なことができるようになる物です。」
すると一人の生徒が言う
「俺の能力い「やめときなさい」
と黒髪の女が言う
「他の人にバレたら危険よ」
「お、おうありがとな」
ちっ、と舌打ちをする
「ね、舌打ちが聞こえたでしょ」
あ、やべ
「えっと、続けますね、自分の能力がわかったらアプリを閉じて、さっきのアプリの右を押してください」
これか、かごのアイコンか、ポチッ
「そしたら残高とバーコードと送金と銀行、と言うボタンが現れるはずです」
残高が二十万だとっ!
「二十万って書いてありますけどこれって、バグとかですか?」と、隣が言う
「いいえ、バグなどではありません!正真正銘あなたのお金です。学校のみで使えるお金です。今日からこの学校で生活してもらうのでそのためのお金です。このお金で生活必需品を買ってください。」
え?は?ちょっと待って、せいかつ?
「あの?先生?」
「なんですか?」
「生活というのは?」
「生活とは、人間の生存そのものであり、各個体の主体的営みである。 この営み
「「「そんなこと知ってます!」」」
「この学校で生活とか聞いてません...」
「あれ?あ、」
「忘れてました、てへっ!」
まじ..かよ
僕たちは多分全員こう思っただろう、だめだこいつ
「話が脱線しましたが戻します。このアプリを使って物を買ってくださいね。今月は二十万円送金されましたが、さっきも言いましたが今月は生活必需品を買う必要があるので二十万円です。次からは八万円です。次はお金の入手方法を教えます。入手方法は4つあります。一つ、一ヶ月ごとに送金されるのでそれまで待つ、二つ、他の人に送金してもらう、送金の仕方を教えます。ではまず、送金と書いてあるボタンを押したら二つのボタンがあります、お金をあげる側は送金する、というボタンを押して金額を設定して、お金を受け取る側は受け取る、というボタンを押して、フォト同士をくっつけると、お金が送金されます。友達が金欠の時に上げたらいいでしょう。」
これは使わないな
「なぁなぁ、もし俺のお金が無くなったら送金してくれよ」と織田が言う
「やだ」「おい」
いや待てよ、他の人のフォトを奪って..
「因みに送金する方は指紋認証があるので誰かが勝手に送金することは出来ません!」
なるほど、じゃあ、
「では三つ、銀行でお金を借りる、お金がないけど、ともだちが送金してくれない、次の月まで結構な時間があるという人は、借りてもいいですね。ちゃんと利子があるのでちゃんと払ってくださいね。利子は一日3%です。四つ、デュエルで勝つ、デュエルで敗北した人は勝利した人に1万円上げるというルールになってます!」
なるほど、デュエルで勝てばいいのか。
「学校の地図はこのフォトに入っているのでそれを使えばOKです。地図のアイコンなのでわかると思います。」
キーンコーンカーンコーンとスピーカーから鳴る
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