闇はいつも人権がない

もどれないだけ

　純粋（じゅんすい）なふりは疲（つか）れるだけ。

　インターネットでかくしてもうすい一面（いちめん）でおじさんになりたてのあなたは良心的なおねえさんとおばさんに苦笑いされているだけ。

　どうにもならないその気持ちを伝える方法は教養（きょうよう）や知識（ちしき）なんかじゃない。

　格差（かくさ）がにくいのはたてまえだったのか？

　本当に純粋（じゅんすい）でひねくれていたら

『自分だけは格差（かくさ）から逃れたい！お前らのような悲惨（ひさん）な人生をもう見たくないから…』

ぐらいは文で書いてほしかった。

　結局ただ相手に求めて押し付けてるだけ。

　誰がなるかよ友なんかに。

　だからこそ一度だけ信じようと話を聞いてみた。

　もし出会った場所がちがったら別の道があったかもしれないといつもどおりくずれ落ちて。

　ひとつでも何かが欠けたら手に入らないものを人は『幸せ』と信じている。

　それまで読んできたこと、書いてきたこと、学ばされたことは全部数字にするための仕組みでしかない。

　簡単に本質（ほんしつ）だの真実（しんじつ）だのわめきちらすな！

　それは思い込みの泣き言でしかないことすら分からなくなってしまったのか。

　その痛みはあなたの理解者である異性（いせい）は不安がっている。

　きっと楽しいのかもしれない。

　そんなあなたをはげまして生きていくことが。

　そこだけでしか分からない空間をもっと大切にしていることを祈（いの）っている。

　いつかその関係が狂（くる）うことはないから安心して欲しい。

　ただ思い出といとなみはいずれ宝箱にしまわれるだけ。

　一面（いちめん）をはきちがえず未来を忘れなければもっと理不尽（りふじん）を乗り越えられるから！