第18話

高校入学後は同じ中学校から進学していた梅村君がいたため、基本的には一緒に行動していた。

いわゆる特別な出会いもなければ、そのような性癖の人と出会うこともなく、当初は学園生活を過ごしていた。


男子校特有のスクールカースト的なものがない感じも自分には合っており、各々が好きなグループで楽しく過ごしている毎日であった。


しかし、頭の悪い高校であっても、学業で特待生入学をしたため、しっかりと勉強をしなけばならない。

入学前にクラス内で学力テストを行ったが、すべての教科で半分以下という体たらく。すぐに勉強に切り替え、一人で黙々と勉強する日々が始まった。

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