第15話
何が起こったのかよくわからないまま、物事が一つ片付いた。
終わった後、なぜか心臓がバクバクして、何か初めての感情というか、気持ちを感じた。その気持ちが何かは今でもわからない。
何事もなさ過ぎて、本当によくわからなかったが、彼にも何か思うところがあったのかもしれないし、自分の想像していたことをやろうとしたわけではなかったのかもしれない。
ただ、文化祭に参加して、大きな舞台を見に行くことなく、校内の出店物を見に行って、一人で楽しむふりがうまくなっていてよかったと心の底から思った。
その後、小倉くんとは話すことはあったし、ほかの同級生を話すことはあっても、あの時の現象?光景?については誰にも話していない。小倉くんが何か話したくなった時が来たらいいなと思う。
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