第12話
河口くんは隣に来るなりしゃべりだした。
「何一人で見てんの」
「こっから見える海がきれいだから。ちょうど夕日も落ちるころだし」
自分は驚きもせず、自分が見ていた海について説明をする。
「自分は持病であまり、陽の光に当たることができないから、みんなと一緒に海に入ることもできないし、日向で何かをするのが難しいんだ。これくらいの時間帯にならないとみんなと一緒に行動できないし、誰かと話したくて。」
「そうなんだ。大変だね。涼しいし、陽も落ちてきてるからちょうどいい時間だね」
少し驚きはしたものの、あっちから話し始めたことのため、こちらから特段触れることもせず、話を続けた。
ここから、河口くんとは何言か話をして、最終的には山から自分たちの目の前に落ちてきた猿に驚いて、慌てて逃げるということになったのだが、もし記録を残したくなったら、適当に書こうと思う。
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