第4話

小学生のころはそこまで自分のことに思い悩むこともなかった。

世間が狭かったのかもしれないし、自分の性癖についてまだ確定していない時でもあったからなのかもしれない。

その点ではどのタイミングでこのような性癖になってしまったのかは学術的に気になるところではある。


戻りたい過去とまでは言わないが、一番楽しく、輝いていた時代だったのかもしれない。

現在ではいろいろと変わってしまったことも多く、小島君や米田さんとは成人式以降は会っていない。今後も会いたいとは思わないが、過去の自分を裏切っているような気がして、それも悲しい。

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