第3話

同時期に小島君という男の子とエッチなことも記憶している。


あれは、家の中でかくれんぼをしていたときだった。元々家も近く、しょっちゅう小島君とは遊んでいた。何故かその日はいつもやっているテレビゲームではなく、かくれんぼをやることになった。


友達の一人が鬼になり、自分と小島君は同じ押し入れに入り、布団の中に隠れ、暗闇の中息を潜めていた。

鬼から隠れなきゃいけないというドキドキ、暗闇の中、布団にくるまれているという状況に興奮したのか。

どちらから言い出したのかも覚えていないが、いつの間にか二人で弄り合っていた。


あのときのドキドキは今でも覚えている。何かいけないことをやっているような、本当にバレてはいけない不穏な雰囲気。このまま続けば良いとも思える、不思議な時間であった。

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