第5話

中学生に上がり、別の小学校からの合流組も合わせて、かなり交流関係が広がった。

また、中学校からは地元のサッカーチームに所属し、そこでも様々な出会いを果たすことになる。


次に、自分の性癖はより同性愛だと思うようになってきて、自分の性癖を変えるような努力を多くしている時期である。

一方で自慰行為もやるようになるが、その時に男性もしっかりと想像の範囲に入ってくる、AVでもなるべく男性も映るようなものを見るようになる。

この時期は本当に苦しかったと思うし、苦しすぎて今から振り返っても何も覚えていないというのが正直なところである。

人間は嫌な記憶を消すとはよく言うが、実際にそうなんだと実感する。


唯一助かったのは、自分の好みのタイプが同じ学校にいなかったことである。

もし、自分の好みのタイプがこのタイミングでいたら、今の人生は大きく変わっていただろうし、それが良い方向に行っていたとは到底思えない。


ただし、この時に手に入れた理性、自制心は今も自分を苦しめているし、今後も一生苦しめられるものだと直感している。

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