第11話ハスキー声の女
私「えっ」
急に声を掛けられて、びっくりして赤い髪の女を見つめていると
赤い髪の女「ボ、ボタン長押しです」と言いながら自分のペンライトを付けたり消したりして見せてくれた。
私「あっ、なるほど長押しか」
私が答えると、赤い髪の女は軽く会釈をして逃げるように立ち去って行った。
私「せっかく教えてくれたのになんか悪い事したな。でも、おかげで助かった。、、、やばい開場時間過ぎてる!」
急いで開場に入ると会場全体が人、人、人で埋め尽くされていた。
私「うわー、多いな。前方はもう無理か」
前回のライブの指定席とは違って今回はスタンディング。椅子がないとこんなに密集するとは思っていなかった。
私は人に押されながら何とか落ち着く位置を確保し、首にタオル、左手にペンライトを持って、ライブの観戦準備を整えた。
ふと、隣に目をやると
さっきのハスキー声の赤い髪の女が立っていた。
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