第8話ファンクラブに入ろう
後輩「ここにアドレスを入れて、あとは電話番号を」
後輩「先輩オッケーっす。最後に推しは誰にします?」
私「推しかー」
後輩「箱推しで全員を推すこともできますけど。」
私「うーん」
迷っていた私はこの前のライブを思い出していた。
橘「天下一品!」
私「あ、あの子。ピンクの色の」
後輩「あー、かれんくんっすね。じゃあ、推しはかれんくんと。先輩これで登録完了っす」
私「ありがとう。なんか全部やってもらって悪かったな」
後輩「全然っすよ。グループは違えどアイドルオタ仲間ができて嬉しいです^_^」
私「オタクか。昔はオタクと呼ばれる人達と自分は関わる事がないと思ってたけど、人生何が起きるか分からないな」
後輩「ようこそ、オタクの世界へ!」
その日、「どうせいつか死ぬんだし」と思っていた私の人生が「せっかく生きてるんだし」に変わったのだ。
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