血術使いの最強賢者
ぬりぬりねこ
第一話 血術
桁――――この世では、空間・時間・速度そして【血】
今は空間が最強となっているが、術者の力量で強さは左右される。
つまり、力がすべて。完全実力主義。俺は血の桁使いだ。
とはいえ、血の桁は使うメリットが多いが、多くの鍛錬、力量を問われるため
習得しようとする者がいなかった。つまり、ぼっちなのだ。
血の桁は主に五の技がある
壱 血色剣
弐 糸血
参 空間決壊
肆 藍滅
伍
これらの技はすべて、"桁"から成るものであり、血術以外の桁もいくつか技がある
俺は今、 フリード学園の入学試験を受けていた
ドゥン、ドゥン。試験官が空間の桁の攻撃を仕掛けた。
試験官の後ろの木が揺れたような気がした。
横には教師だと思われる者たちが紙に評価を記録しているようだ。
そして辺りには、試験を受けに来た人がいる。
奴の手には、空間を捻じ曲げたような球があり、
重力を歪ませてるのかどうか仕組みはわからないが、あれに当たるとどうなるかは容易に想像できるだろう。
(やはり、避けるだけでは勝てないか。)
手から赤い紅蓮の糸のような炎が出る。試験官の後ろの木に向けて撃った。
「血術ノ桁――――弐。【糸血】」
すると、フックショットの様な弧を描きながら木に向かって滑空する
「おい。あ、あれ……」
「マジかよ…………」
試験生たちがザワつくが、関係ない。
糸血の発動をやめ、術を発動する
「血術ノ桁…………伍、【
血術使いの最強賢者 ぬりぬりねこ @rurea
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