転生したらいつの間にか国の勇者になってた件

@20120406

序幕 共生

「はあ~、、、今日もだりぃなぁ〜」

いつものようにでっかいため息をつきながら共生は仕事に向かっている。

「お盆休みが3日ってまじかよ、、、一週間ぐらい休みたいよ〜、、、亅

家から近くにあるバス停までをフラフラしながら歩いていく。

「あのバスぎゅうぎゅうになるんだよな、、、嫌だな〜」

愚痴を散々言いながら信号機の青を待つ。

ピッポー。ピピポー。いつもは青になると人がたくさん行き交う信号だが今日は謎に共生一人しかわたってない。

「なんかへんだな、まあでも人がいなくてラッキーか!」

ちょっと気持ちが上がったところで、いきなりクラクションが鳴る。

プップーーー!!!!トラックが迫ってくる。

「ん、、、なんだ、、、ってえ?、、、う、うわぁあぁぁあああぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

トラックが途中で止まる。人が集まってくる。

「う、嘘だろ、、、俺まだ26だぞ、、、こんなんで死ぬのかよ、、、!!!」

斉藤共生。26歳。出勤中にトラックに跳ねられ死亡。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「、、、さい!、、、、ください!、、、、、、起きてください!」

女の子の声が聞こえる。なんとか目を開けるときれいなドレスに身をまとった女性がいた。

「、、、、んん、、、?、、、、、、え、、、ええええ!!??」

「やっと起きましたね、オミラ王子。」

「は、どゆこと?」

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