第7話 誰

悪魔と喧嘩してしまった。一応同居してるのし謝るか。


「なぁ悪魔俺がわるかっ…!?」

なんだこの気配‼︎まるで背後から刃物を当てられているような。


恐る恐る振り返ると身長2m近くある細身

の男が俺を見下ろすように立っていた。

「ねぇねぇ何してるの、オレにも教えて

欲しいなぁー」

息が出来ない。悪魔の圧とは全く違う。明らかに異質な存在…なんだコイツ。どう考えても

人じゃない。

「お前⁉︎」

悪魔の目が見開いている。

「あら、生きてたんだぁ〜」

男は鳥籠を掴み悪魔を指で摘んだ。

「名前は確か…ってそうだ、僕が

食ったんだった。」

悪魔の瞳がギラつく。

「何の用できたんだ!」

「つれないなー昔は恋人だったじゃないか。まぁでも今は昔と違って弱々だもんね。いや、昔からか。」

そう言って男は少し笑う。

悪魔の顔が怒りで赤くなっている。

「地上にきたの久しぶりなんだよね〜。

君、いわゆる男子高校生ってやつだろ。

かわいいなぁ〜。でも弱そう。」

そう言って男はふふっと笑った。

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