09.おはよう
ボイス位置:左
愛梨が主人公の左耳元に近づくので②
②「つんつん……つんつんつん……」
※主人公の左頬をつつく
②「せんぱぁ〜い、起きてますか?」
②「返事がないですね」
ボイス位置:正面
主人公が仰向けに寝ているので①
①「てことは、先輩は今無防備な状態だ」
①「こうしてゆっくり、先輩の寝顔を見る機会なんてなかったから。少しだけ、堪能してもいいですよね?」
①「先輩の寝顔ってどうしてこんなに可愛いんでしょう」
①「いつものキリッとした先輩もかっこいいですけど、これはこれでそそりますね」
①「胸がキュンってしちゃいます」
①「いつかこの寝顔を毎日見られる日が来るって信じてますから」
①「これからも先輩に飽きられないように努力しなくちゃいけませんね」
①「私は先輩の理想とする彼女になりたいんです」
①「先輩は自然体で良いと言ってくれますけど、先輩のために努力をすることが私の自然体です」
①「身も心も先輩のために差し出すって決めましたから」
①「先輩のことを一生かけて支えるのが今の私の夢です」
①「そう思えるくらいに先輩のことを愛してますよ」
①「だから、いつか来るその日のために料理とか家事とかをもっとできるようにならないと……」
①「マッサージや耳かきも上手くなりたいなぁ」
①「それに子育てに関することも学ばなきゃ……」
①「やだっ、私ったら気が早いですね」
①「でも、もう準備はできてますから」
①「あとは先輩のタイミングに任せたいと思います」
①「ほんとのことを言うと、先輩はもっと私のことを求めてくれてもいいと思います」
①「もっとたくさんキスだったりハグだったりしてほしいですし、その……夜のことだって……」
①「うぅ〜、朝からはしたないことを考えちゃってる」
①「先輩と出会う前の自分が聞いたら変な顔をされそうです」
①「もぅ、こうなったのは先輩のせいですからね」
①「責任、取ってくださいね。なんて……」
①「あっ、そうだそうだ。先輩が起きる前にこれだけはしておかないと」
SE:衣擦れ:浴衣:愛梨
①「せんぱぁ〜い、写真撮りますよ〜」
①「まずは先輩だけの写真を……」
SE:シャッター音:スマホ:愛梨
①「うわぁ〜、これはやばいですね」
①「あとでスマホの待ち受けにしましょう」
①「一緒に写った写真も撮らなければ」
SE:シャッター音:スマホ:愛梨
①「なんだかいけないことをしてる感がすごいですけど、バレなければ問題ないですよね?」
(数秒ほど間を置く)
①「まだ……起きなさそうですね……」
①「キス、しちゃおうかな……」
①「あっ、そうです。名案を思いつきました」
①「今から先輩のことをキスで起こしますね〜」
①「いただきま〜す」
①「ちゅ……ちゅぷ……れろっ……んちゅ……んっ!!」
※唇同士を濃厚に触れ合わせるように
SE:衣擦れ:浴衣:愛梨
①「ぷはっ……はぁ……はぁ……」
①「先輩……もしかして、ずっと起きていたんですか?」
①「ちなみにそれっていつから……」
①「最初から、ですか……そうですか……」
①「つまり、今までのお話は全部聞かれていたわけですね?」
SE:衣擦れ:布団:愛梨
①「うぅ〜先輩のバカぁあああああああ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます