今際の君は夏の星

麦茶

久しぶり、今年も来たよ

 僕は若かった。

 今まではただ可愛がっていればよかった周りの色々が、急に名前を主張し、正しく扱うように迫ってくる年頃。目に映る全てに刺激され、翻弄されながらも、どこか惰性で生きていた。そんな少年だった。

 

 君と会ったのは電車の中。どこに向かっていたのかは覚えてないけれど。

 百億年の余命を着実に消費している太陽にうだり、のしかかってくる湿気もうっとうしく、重力のままに俯きながら座っていた。運悪く冷房のない車両に乗ってしまったのだ。しかし、座席に着いてしまえば、もう耐えるしかない。一定の間隔で伝わってくる振動に身を任せ、ただ帰ることだけを考えていた。

 汗のにじむ手を組み直し、何の気なしに頭を持ち上げ、その時、目が合った。

 僕は積極的に人を助けようと関わるタイプではなかったし、今もそうだ。しかし、枯れ枝のような体躯を震わせ、暑さによるものとは違うように見えるじっとりとした汗を垂らし、必死に吊り革を握りしめている。そんな人と目が合ってしまったら、譲らなければならないと、気づけば席を立っていた。

 座席を指した手と共に言った、どうぞ、という声は、多分届いていなかったのだと思う。君は僕の顔を不思議そうに見た後、僕が伸ばした腕の先を見て、ようやく腰を下ろした。

 その一秒にも満たない間が、当時の僕にとってはとても恥ずかしいことのように思えてしまった。空いたつり革に手をかけ、降りる駅までじっと下を向いていたのを覚えている。

 やっと駅に着いて、吊り革の持ち手の形に凍りついた手のひらをほぐしながら顔を上げたあの一瞬、君が僕に向かって微笑んだような気がした。扉へ向かうことが習慣化していた僕の体は、それを正しく認識する前に電車を降りてしまったが。

 

 再会は早かった。君は颯爽と、僕の学校に転校生として現れたのだ。

 電車で会った時のことを覚えていた僕はひどく驚いた。それには、一度会ったことのある人がまさか同じクラスに転校してくるなんて、という思いが半分。もう半分は、君の外見に対する戸惑いだ。

 君はとても高校生には見えなかったから。僕たちよりも一回り、いや、二回り年上に思える容貌。覆い被さった制服から伸びた四肢は棒きれのようで痛々しく、つんと触れれば、たちまち崩れてばらばらと落ちてしまうなんて想像が浮かぶ、君の姿。それは僕の幻覚ではなかったらしい。

 クラスメートたちの反応も概ね同じだった。今まで会ったこともないものを目の前にした、戸惑い。それと、少し経っての好奇心が、ざわめきとなって教室に広がった。

 明らかに歓迎とは違うその雰囲気の中、君は静かに名乗り、頭を下げた。真っ直ぐな笑顔と裏腹に、やけにゆっくりとした動作だったが、体のバランスを崩さないようにしていたのだと、後になって思う。

 一日経つ頃には、みんな君に慣れていた。ただし、級友としてではなく、珍しい変なやつとして。

 囃し立てる声があった。最初は控えめに。しかし、週に三日と来ずに噂を聞く機会が少なかったためか、君のメンタルの強靭さゆえか、あまりに反応の薄いこと。彼らはそれをいいことに、徐々に表立って容姿をいじるようになった。男子も、女子も、集団で。

 僕はというと、それらの声を聞きながら特に何もしていなかった。彼らを止めることも、一緒になって後指を刺すことも。友達がいなかったから。いや、いたとしても、自分は人の容姿についてとやかく言うような人間ではなかったと信じたい。

 まあともかく、君はクラスに散らばる、一人同士の中に加わったわけだ。

 

 転機が訪れたのは、体育祭中止のアナウンスが流れた日。

 朝から雲行きが怪しく、運動が嫌いだった僕としては中止になってくれと祈りながらの登校だった。まさか本当に辞めになるとは思わず、僕と対照的にこの日を楽しみにしていたらしい運動好きな人たちと同じくらい驚いた。

 朝、本来なら開会式が始まっている時間にも関わらず、教室で自習しているよう言われ、酸素を取り込んでいる気がしないほど湿気が満ちた空気の中、適当に掴んだ何かの教科書を流し読みしていた。

 いよいよ雨が本格的に降り注いでくると、ふざけた誰かが窓を開け、そこら一帯の人たちがびしょ濡れになってしまった。その時、流れた。丁度昼休みの頃だった。

 アナウンスの後すぐに担任の先生が教室に戻ってきた。入って早々、散々待たされた挙句中止を知らされた鬱憤をみんなからぶつけられていたが、しかし、先生は慌てることなく、みんなへ昼食の時間であることを強く強調した。

 大袈裟な身振りで、さあ、お弁当を食べよう、と呼びかけるその姿は、まるで民衆を導く自由の女神のようで。名画にも勝るその気迫に押されたみんなの無念は、うやむやになって消えた。

 一人が席を立ち、次第に、教室は話し声と椅子を引く音で溢れていく。先生はそっと窓を閉めに向かった。

 僕は僕で、体育祭のお弁当の時間だけは楽しみだった。

 

 クラスの喧騒を横目に、自分で作ってきた唐揚げ弁当を取り出し、食べ始めようとした。だが、叶わなかった。なんと、隣に座ってくる人がいたのだ。

 君だった。もう腰を下ろした後だというのに、座ってもいいかな、なんて確認をとってくる。それに返答するべく口を開いたはいいが、空気しか漏れず、咄嗟に頭を上下に振った。

 そう、僕は激しく動揺していたのだ。弁当箱の蓋を開ける前に箸を構えてしまうほどに。

 カン、と乾いた音が鳴り、抵抗が腕を伝った。手元を確認してももう遅い。自分の失敗を凄まじい速度で悟りつつ、縮こまりながら蓋を開けた。

 僕が自己嫌悪と共に意味をなさない言い訳を考え連ねていると、視界の端で揺れるものがあった。見ると、君が愉快に笑っていた。くすくすと、頼りなさげに、ぐらぐらと。

 失礼とも取れるその態度に、その無邪気な笑顔に、すっかり羞恥心が晴れた僕は、笑う君を置いて平静を装いつつ食事を開始した。

 食事の間、君はこの前の電車のことについてお礼を言ってきた。覚えられていたとは思わなかったし、なんと返したら良いかわからなかったが、とりあえず相槌は返した。これは電車の時とは違い、多分聞こえていたと思う。

 君のお弁当は水筒だった。話しながらずっと水ばかり飲んでいた。もしかしたら水ではなかったかもしれない。僕は、君が固形のものを口にしていないと気づいてからなるべく見ないようにしていたから、わからなかった。

 その日を境に、君はよく僕のそばで昼休みを過ごすようになった。君は違う話題を毎日持ってきて、ゆったり喋り、僕の相槌を待って、くすくすと揺れていた。何が面白いのか不思議だったが、僕も嫌な気分ではなかった。

 そして一ヶ月ほど過ごし、夏休みに入る前。もうその頃には、君と僕は一人同士ではなくなっていた。

 

 夏休みに入ってしばらくは、例年通り一人で課題をこなし、テレビゲームに勤しんでいた。父も母も暑い中、連日仕事に出掛け、家には大抵僕一人だったから気楽だった。いや、本当は少し寂しかったのかもしれない。君から連絡が来た時、すごく嬉しかったから。

 そういえば連絡先を交換していたな、と思い出しつつ、君から届いた海への誘いに目を通した。海への誘い。海への誘いだ。なんと、つい前まで一人だったあの頃の僕に。重ねて言うが、本当に嬉しかった。

 

 後日、二人で決めた日時に駅で待ち合わせをした。残念なことに、僕たちが住んでいた町の近くの海では泳ぐことができない。そのため、僕の服装はTシャツにただのズボンだった。靴だけは辛うじて、夏を感じられるかもしれないサンダルだったけれど。

 君はおしゃれなワンピースにつばの広い帽子をかぶっていた。僕ももう少し凝った服の方が良かったかと思ったが、君が気にしている様子はなかったから安心した。

 その日も日差しが強かった。お昼頃の浜辺は人が少なく、水平線がすっと通って見えた。海面の反射光が眩しく、長くは眺めていられなかったが。

 こちらに寄って来た波に足先を浸して驚いた。それまで海には、人がいない秋にしか訪れなかったから、暖かい海に慣れていたのだ。みんなの言う、涼しげな、冷たい海というものを、その時初めて知った。

 君はしゃがんで、落ちていた貝や綺麗なガラスを拾って集めていた。途中から僕も参戦したが、君の合格不合格の基準を掴めず、苦戦した。

 まず基本として、形が崩れているものは無しだ。そして全身が白でもいけない。君曰く、面白みがないとからしい。色が汚いのも駄目だ。濁った茶色と濁った灰色が同居している貝を渡した時の拒否反応はすごかった。

 僕に浜辺の探索は向いていないのかもしれないと、諦めかけたその時。ふと、違和感を覚えた。先を見てみると、石のようで石ではない何かが、そこにあるではないか。手に取ってみると、ガラスだった。石と間違えるだけあってそこそこ大きく、球体に近い形まで削られていた。色はオレンジで、筋状に傷ついた部分が薄く褪せ、黄色の線を纏っている。まるでどこかの星のようなガラスだった。

 僕が渡した物の中で、それだけが合格をもらった。何度、もうやめよう、と言おうか迷っただろう。しかし、ガラスを光に透かして喜んでいる君を見たら、まあ、友達付き合いとはこういうものなのかと腑に落ちた。

 そして、しゃがみ込んで長い間、砂浜が反射する熱を浴びていた君は、ダウンした。僕たちは海の家で一息つくことにした。

 ちなみに、海で拾えるガラスはシーグラスというらしい。肩を借しつつ移動している最中、君がうわごとのように教えてくれた。

 

 せっかく海に来たのだからかき氷を食べよう、という話になった。メニューを広げて少し経ち、君の体調が落ち着いた頃だった。

 いちごと、メロンと、レモンと、ブルーハワイと、あと何があったか。全ての味の種類は覚えてないけれど、二人で頼んだものがブルーハワイだった記憶は残っている。食べたことがなかったから。君も、僕も。

 青という食品にあるまじき色を見て本当に食べれるのか疑っていた僕に対し、君は好奇心で目を輝かせていた。

 カウンターに居たのは、いかにもベテランといった風の女性店員さんだった。こんがりと焼けた肌に、にっかりと大きな笑顔が印象的で、いかにも面倒見が良さそうな人だった。

 実際、面倒見が良かった。僕と君がカウンターに行って注文すると、店員さんは感動したように目を見開き、オーバーに腕を振り回しながら語りかけてきた。

 今時、親子で仲良くこんなところに来るなんて珍しい、いいものを見せてくれたから、少し割り引いてあげる、と。

 多分、僕の方が焦ったと思う。君の顔が見れなかった。一ヶ月を超える期間一緒に過ごし、慣れていた違和感が想起させられ、悪意を伴って吐かれる言葉に慣れていたから、純粋な勘違いに何を思えばいいかわからなくなって。それでも、なにか訂正しなければと思い、冷房に吹かれている頭が熱くなった。

 君が、息ばかり吸っている僕の右手を掴んだ。咄嗟に顔を見てしまった。いつも通りだった。

 ありがとうございます、そう、仲良いんですよ、と笑顔で話す君に、そっと手を握り返した。その時、僕にできることが他にあっただろうか。

 会計は君がしてくれた。浜辺で付き合わせたことへのお礼だったらしい。カウンターからかき氷を受け取って席に帰るまで、ずっと手を握っていた。

 席に戻ると、君の笑顔が目の前にあった。手は離れていた。

 得しちゃったね、と揺れる姿を見て、自分が場違いな心配をしていたのだと気づいた。君はとても強い女性だったんだ。

 初めてのブルーハワイは甘かった。君は慎重に食べていたから、終わる頃にはただの青い汁になっていた。

 最後は待ち合わせをした駅で別れた。色々付き合わせちゃってごめんね、と言われたが、なんだか君の、底なしに無垢な内面を見せてもらえたようで、その日のことは僕にとって限りなく思い出深いものとなった。

 

 隣町にある大学病院に入院するから、都合が良ければ顔を出して欲しいと連絡があった。夏休みはまだ終わっていなかった。

 もしかして自分と遊んだ日の何かが原因かと思い、勝手に萎縮して向かったが、君は何も変わっていなかった。初めから、そうだったから。

 真っ白のベッドの上から、いつもの、教室でしていた雑談と同じトーンで告げられた。もう余命が僅かだから、最後に普通の高校生として過ごしたかったと。それで悟った。僕が君と会った時にはもう、こんな状態だったのだと。

 初めはこのまま終われればいいと思っていたけど、外に出て、知っているはずのものに触れて、自分が何も理解していなかったと知って、もっと生きたくなった、らしい。

 見たこともない管に繋がれて、確実に死へと向かっている人間を、初めて見た。ここまで、今、生きているのだと感じられる人間を、初めて見た。

 外で一番仲がいいのは僕だから、これからも来てほしい、と、そう言われてしまえば、行くしかないだろう。その日から僕の病院通いが始まった。

 

 お見舞いは順調だった。この評し方が正しいかはわからないけれど。

 学校が終わればすぐに、制服のまま二時間電車に揺られる。その先で、すっかり病院の物に身を包んだ君と相変わらず色んなことを話し、一緒に笑った。

 君はどんどん小さくなっていった。症状についてはあまり話されなかったから察するしかなかったが、余命が短いという時点で治療も相当無理なものだったのだろう。

 もう痩せようがないと思っていた君の体はますます細くなり、どこかを動かすたびに関節の動きが目で追えた。きっと気を許してもらえたのだ。そう思うしかなかった。君はずっと被っていたウィッグを取った。僕はびっくりしたけれど、君が話さなければこちらからいうことは何もない。一つ悪化する毎に、君と話せる時間が減り、君が笑える時間が無くなっていった。

 それでも。薬の副作用で壁に虫が見えても、文字が追えなくなっても、自力で起き上がれなくなっても、足の一本が使い物にならなくなっても。君はかすかに揺れていたから、僕も同じだけ明るくいようとした。

 いつか、太陽の話をした。僕が、宇宙には酸素がないのにどうして太陽は燃えていられるのだろう、と疑問を口にしたから。君は、水素が何かしらの反応を起こしてどうにかああなっている、と、細かいところは難しくて覚えていないが、そんなことを教えてくれた。水素が無くなると燃える力が弱まって、最後は死んでしまうということも付け加えて。

 その話を聞いて、君がもうすぐ死んでしまうことに納得した。だって、あんなにも眩しかったから。

 自分である質量も、時間も、確実に尽きかけているというのに、僕の目にはいつも、生を謳歌している君が映っていた。きっと、普通の人生を送っていた僕より命を燃やしていたのだろう。

 だから、君は早くに死んでしまうんだ。精一杯生きて、誰よりも楽しんで。小さくなるほどに輝きを増していく君を見て、そうに違いないと思った。そう、自分に言い聞かせた。

 衰弱していく君が居る病室は、どんなに日差しが強い日でも、それ以上に暑かった。暖かかった。地球に一番近い恒星は太陽だけれど、僕と一番近い恒星は君だったんだ。

 

 お見舞いを通じて、僕はよく話すようになった。君が眠っている間だけだったけれど。

 雑談に上がる話題はどれも、僕には難しいものばかりだったから、図書館に行って適当な本を読んでみたり、ネットでその日話したことについて調べたりしていた。そこで手に入れた知識と、僕なりの考えを君に向かって話していた。

 きっと、起きている時に話すべきものだったのだろう。しかし、もし笑われたらどうしよう、的外れだったらどうしよう、などと、根拠のない未来への恥ずかしさに追い込まれ、君が目を覚ますと同時に、僕の口からは相槌しか出力されなくなってしまった。

 今日こそは、と何度も胸に決め、それと裏腹に、今日も駄目なのだろうな、と頭のどこかで思いながら病院に向かった。日常の何日目か。君は亡くなった。秋がもうそこにいた。

 

 僕は若かった。

 遺体がどうやって保管されるのかも知らなかったし、人間が腐ることも知らなかった。

 親しい人のお葬式に、いや、誰かのお葬式に出るのは初めてだった。

 急いで決まりを覚えたはずなのに、線香のあげ方がわからず手間取ってしまった。

 人があんなに小さく収まるなんて知らなかった。

 

 君は三十を超えていたらしいね。

 お葬式の後、ご両親に聞かされた。小さい頃から、寛解と再発を繰り返し、小学校と中学校を病院内で終わらせたということも。もう死んでしまうとわかったから、せめて、憧れの高校生になりたかったということも。僕に恋をして、お医者さんに延命処置を頼んだということも。全て。

 二人とも衰弱されていた。お見舞いで何度か顔を合わせた時、ただ相槌を打っているだけの僕に良くしてくれたあの人たちが。一目見て、無理しているのだろうと伝わってくる笑顔で。

 自分の子供を失うという、僕には想像もつかない悲しみを抱えて。

 

 娘に夢を見せてくれてありがとう、と。

 

 当時の僕は、三十歳という年齢を、とても遠くにあるものだと思っていた。だから、君がわからなくなった。僕と話しているときに何を思っていたのだろうと、どんな気持ちで学校に、外の世界に、足を踏み出していたのだろうと。

 君という人を見失いかけた時、そんなことを言われたものだから、なにか、なにか、声に出さなくてはと、右手を握りしめて、言ってしまった。

 

 僕も、好きでした、と。


 

 今年、僕は三十歳になった。あれだけ得体の知れなかった未来も、辿り着いてみればただの自分だった。

 君との記憶も曖昧になって、思い返すたび引き摺り出されていた情感も、もうすっかり薄れてしまった。

 あれから何度か知り合いのお葬式に出た。祖父母が順々に亡くなっていった。

 自分の感情にも折り合いがつけられるようになった。いや、前のように激しい感情を感じられなくなっただけかもしれない。

 けれど、僕があれから成長したことは間違いないと思う。生きてきたから。

 恥じるべきところと、そうでないところも学んだ。今なら君とも同じだけ話せると思う。

 逆に、これだけ経っても、正解が何だったのかがわからないものもある。これから答えを見つけられるだろうか。

 今年の夏ももう終わる。君に追いつけなかった秋が来る。

 おろしたてのハンカチを広げ、その上に戦利品を置く。大きなものは見つけられなかったけれど、今季で一番綺麗だと思った、シーグラスだ。

 線香をあげ、合掌。これで、おしまい。

 じゃあね、また来るよ。

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今際の君は夏の星 麦茶 @yakan-mugitya

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