第2話勇者は魔王たちと異世界転生してしまった。

とりあえず情報を整理しよう。まず、魔力がないから異世界であることは確定である。それとこのうすっぺらい黒い板はなにかと言う点だが…わからない、こればっかりは考えても仕方ないだろう。

ーーーーーーー


そんな感じで部屋を見渡していたら、奥に魔王とかがいる!?まあ僕が放った魔法はかなり危険なもので周りは壊滅的な被害を受ける。それは魔王も同じだろう、そしてセレナとかもいるというこの情報からして転生か強力な魔法同士がぶつかったことによる転移だろう。うーんはっきりいって後者の可能性は低い、理由はそう言った事例は言われてないし僕が使った魔法は上級だった。剣士としては凄い方だが魔法使いで言えば初心者レベル、セレナの方が魔法の才能はあるし魔王がもっと強い魔法を使っただろうが現在の最強魔法同士がぶつかるのを何度か見たがそんなことは起きなかった。となるとやっぱり魔王の魔法に巻き込まれて魔王ごと消滅からの転生がありえるが肉体は同じだ。分からん頭が良ければ…


そうこう考えているとなかに人が入ってきた。真っ白い服に変な帽子を被っている人だ。十字架のマークがある、ダサっ

そうすると彼女は話しかけてきた。

「大丈夫ですか?お名前伺ってもよろしいですか?」

…やばいどうしよう、名前は言うべきか?文化の違いで名前が変な場合はよくある。実際魔王討伐の旅で何度か遭遇した。外国人と思われるのは避けたいところ。後々面倒になる。

「えっと…」

やばい!キョドリまくってしまった。

「イクスでしゅ!」

噛んだ!この状況で噛んだ!

「ではいくすさん、なぜ山で倒れていたか、覚えていますか?それから一緒に倒れてたのですが、こちらの方々はお知り合いですか?」

やばいやばいやばいやばい!どうしよう!

「わっわかりません!右の金髪の子は知り合いですがそれ以外は何にもわかりません!」

魔王たちを庇う必要はない確実に味方を助ければいい。


そんな感じで僕は質問攻めにあい、記憶喪失で名前とセレナのことだけわかる、と言うことで落ち着いた。とりあいず僕は本名だがセレナはセナになってしまった。噛んだからね。そして市?と言う町のでっかいばんが管理する施設に入ることになった。魔王と一緒に魔王が途中で起きたがとりあいずなんとかした。カンジ?とやらもよくわかんないけど、まあ施設とやらにお世話になろう。


ちなみに黒い板はテレビというらしい

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