第4話 洋上都市グリーンノア突入
洋上都市グリーンノア
と呼ばれた洋上都市がある。
惑星エルトリアの中央海にて発見されたいつ建造されたかわからない洋上都市の名だ。
この都市の周りは正体不明の霧で覆われており、企業によって幾度も調査が行われたが調査隊が帰還する事もなく、発見から数十年が経過した今に至っても都市の正体が明かされることは無かった。
ただ…
一つわかったことがあるとすれば…あの都市には化け物が居る…という事だけだろう。
『これが…今回調査する事になる洋上都市グリーンノアに関する唯一の情報です。』
電子生命体のイリスによって今現在判明している情報を
「化け物…洋上都市の防衛機構か何かだろうか。」
『おそらくは…そして洋上都市グリーンノアには現在何者かが置いて行ったECMジャマーによって通信が阻害されています。』
「支援は期待できない…か」
『続いて、ヴィンセントR2発進準備、カタパルト接続、リニアカタパルトボルテージ、230から520に上昇、機体をカタパルトに固定完了、射出タイミングをマスタークリスに譲渡します。発進どうぞ』
「クリス・エンフィールド、ヴィンセントR2出撃する!」
リニアカタパルトで加速したクリス専用ヴィンセントR2は大気圏用ブースターを点火。洋上都市グリーンノアに向かって加速する。
そして同じ頃とある傭兵がグリーンノア探索の任務を受けたことをクリスは知らない。
「緊急の依頼って何?」
突然呼び出された※※※は不満を隠せない顔で不貞腐れていた。
「突然呼び出してすまない、まずはブリーフィングを確認してくれ。」
専属オペレーターにそう言われ渋々ブリーフィングを確認する。
依頼主は金払いがいい事で有名なエルファバ・サイエンス社
『ミッションを説明しましょう
依頼主はエルファバ・サイエンス社
目的は、惑星エルトリアの洋上都市グリーンノアの調査及び防衛部隊の排除及び施設の制圧となります。
グリーンノアにて確認されている防衛戦力は、無人TSと自律兵器です。
そちらの実力次第ですが、まあ、最新世代が手こずる相手でもありません。
自動防衛システムによる隔壁閉鎖も予想されますが
依頼主から、破壊許可を頂いておりますので
これも大きな障害とはならないでしょう
これは惑星エルトリアを牛耳る好機です。
そちらにとっても、悪い話ではないと思います。
ミッションの概要は以上です
我が社は、あなたを高く評価しています
よいお返事を期待していますね。』
鉄杖のアリア
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