コメント失礼します。
タイトルの「中で光る」が「蝉の抜け殻」と「ラムネ瓶のビー玉」と二重の意味があったのですね…!
レイちゃんの、言いたかったこと、もしかしたら単純に「遊びたかった」だけではなかったのかもしれませんね。
夏の終わりの寂しさは、レイちゃんがいなくなった寂しさでもありますね。その寂しさを「抜け殻」と表現するところも上手いです…!
ゲンちゃんのひと夏の冒険は一生ものですね。
いつか二人が大人になったとき、どこかで再会できたらなぁ…と思ってしまいます。
夏のドキドキと寂しさ、両方味わえました。ありがとうございました!
作者からの返信
篠崎 時博さん、コメントありがとうございます。
丁寧に読み込んでくださり、嬉しいです^^
レイちゃんは何か言葉は飲み込んだけど、「遊びたかった」ことは叶えて、きっと引っ越し先にも持っていったろうと思います。
多分それはゲンちゃんの中での「一生ものの冒険」と同じで、もし二人が大人になってから再会することがあったら、お互いに「あっ、○○ちゃんだ!」ってすぐわかるし、もしかしたら二人でまた何かドキドキの体験もできるかもって思います。
作者なのに、二人についてはついつい一読者のように想像を巡らしてしまいます。笑
ドキドキと寂しさを味わっていただけて嬉しいです。改めまして丁寧なコメント、ありがとうございました!
この作品が本性を現すのって、結末知ってからだと思うので、通常一回しか読まれないのは勿体ないですね。
もちろんレイちゃんも蝉取りは大好きなんでしょうけど、ゲンちゃんを見守る親心のような視点は、はしゃいでいるものの内心は大人かもとも思いました。
うーん、現と霊。消えてしまったけど、そこに残っているもの。お化け。ゲンちゃんは夏のたびに思い出すんでしょうね。
人を幸せにする作品だと思います。
作者からの返信
あづま乳業さん、コメントにレビューまでありがとうございます!
いつもいつも拙作を大切に読んでくださって、本当に感謝しています。
レビュータイトルを見た瞬間、575だ!って飛び上がって喜んでました。
「光は宇宙から放射される過去の姿」の一文、本編に含めようか悩んでやめた内容だったので、触れていただけてとても嬉しかったです。
文字化されたもののさらに奥にまで意識を伸ばして読んでおられるあづま乳業さん、すごいです。
身に余るお言葉の数々、ありがとうございました!
あづま乳業さんのおかげで、自分の書きたかったものをより深く見つめられたように思います。
れ、レイちゃん……!(´;ω;`)
なんていい子、そしてかわいらしく、それ故に少し寂しさの残るラストがより引き立ちますね。
蝉の保護色を慣れで見破ったり、人のカルピス一気飲みしたり、関西弁バリバリ。
伝えられなかった言葉と合わせてまさにひと夏の思い出ですね。
蝉さんを最後放ってあげるところも好きです。
大人になって再会したらレイちゃんにまたドキドキしてしまいそう……。
面白かったです!
きみどりさん、ありがとうございました。
作者からの返信
未来屋 環さん、コメントありがとうございます。
レイちゃんに心を寄せてくださって嬉しいです^^
何にでもグイグイいく子かと思いきや、伝えたかった言葉をぐっと飲み込む一面もある子でした。
お別れが決まっている状態でとる最善って難しいですね。
寂しさ・引き立つとのお言葉、ささやかながらもドラマをお届けできたのかな、と励みになりました。
蝉を放つシーンにも注目してくださって、ありがとうございます^^
こちらこそ丁寧に読み込み、あたたかいコメントまでくださり、ありがとうございました!
すごく情緒の揺さぶられるお話でした。
夢中になったセミとりも、森の中での不思議な体験も、二人と一緒に追体験したかのような気持ちになりました。
セミの抜け殻、空になった虫かご、飲み終わったラムネの瓶、そしてレイちゃんのいない教室……統一感ある描写がどれも「もう戻ってこないひと夏の終わり」を表していて、切なく美しいです。
それでも、この出来事はゲンちゃんの中で光り続けるんだろうなと思いました。
レイちゃんの方言があたたかくて可愛らしくて。ゲンちゃんに訛りがなさそうなので、レイちゃんは元々別の地域から越してきた子だったのですかね。
転勤族でこういうお別れに慣れているからこそ、何も言わずに行ってしまったのかも、と想像しました。
またいつか再会できる日が来るといいですね(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
この時期にぴったりな、素晴らしい作品でした!
作者からの返信
すずめさん、コメントありがとうございます。
「すごく情緒の揺さぶられる」とのお言葉、とっても嬉しいです~((T_T))
個人の日常の中の些細なドラマに目を向けたようなお話だったので、どうしても地味になってしまうかなぁという思いがありました。
そういったドラマだけでなく、分かりにくかったかもしれない様々な描写もたくさん拾い上げていただけて嬉しいです!
転勤族、という考察もありがとうございます……!方言を頑張った甲斐がありました……!(`・ω・´)9
すずめさんの読む力、そしてそれを言葉にして伝える力は本当にすごいなぁと、ますます尊敬の念が深まりました。
こちらこそ素晴らしいコメント、ありがとうございました!
これ絶対好きなやつぅ、とワクワクしながら読ませていただきました。
森の中のシーン、ドキドキしました。
もしや、レイちゃんはすでに死んでるのでは、とか。
二人とも帰れなくなるのでは、とか。
最後は切なかったけど、ゲンちゃんにとって一生忘れられない思い出ですね。
素敵なお話、ありがとうございました!
作者からの返信
陽咲乃さん、コメントありがとうございます。
ワクワクしながら読んでいただけて嬉しいです!期待に見合う内容でしたでしょうか?
レイちゃんっていう名前自体が意味深ですよね。笑
私も書きながら「ジャンルがホラーだったら……」と、もしもの物語を想像してました^▽^;
この日のことは一生忘れないでしょうね。「またね」の言葉どおり、もしいつか二人が再会できたとしたら、すぐお互いのことがわかるんじゃないでしょうか。
こちらこそ素敵なコメント、励みになりました!ありがとうございます!
きみどりさま
こんにちは。セミとり、懐かしいですね。緑いろがかったミンミンゼミと透明な羽のクマゼミが好きでした。
レイちゃんに突然誘われ、初めてのセミとりにおっかなびっくりのゲンちゃん。それでもすぐに慣れてふたりで次々とセミを捕まえ、一足飛びにいくつもの「初めて」を体験したのに、それはレイちゃんの引っ越しという現実であっという間に夢のように消えてしまうのかと悲しくなりました。
いえ、そんなはずはないですね。強烈に喜ばしくて、ぞっとするくらい幻想的な光景、それらは夢まぼろしなんかじゃなくって現実にあったことで、ゲンちゃんの今後の人生に何らかの影響をきちんと及ぼしている、その象徴がラムネの瓶なのかな、そんなふうに思えました。
中に光るものを潜ませるのは不思議なセミの抜け殻であり、ラムネの瓶であり、あのたった一日の体験を忘れないゲンちゃんなのでしょうね。タイトルが美しくて印象的でした。
素敵な物語をありがとうございました。
作者からの返信
佐藤宇佳子さん、コメントありがとうございます。
ミンミンゼミも綺麗ですよね!
東西や時代によってセミの分布が変わるので、多分皆さん「セミ」と言ってもそれぞれ思い浮かべる姿や声は違うんだろうなぁと想像してます。
ゲンちゃんとレイちゃんのお話をとても大切に読んでくださってありがとうございます!
たくさんのものを拾い上げてくださって、しかも、それを丁寧に言葉にして伝えてくださってすごく嬉しいです。
佐藤さんの読む力が素晴らしいのはもちろん、自分の目指すところ・書きたかったものもきちんと表現できていたのかな、ととても励みになりました。
タイトルについてもお褒めいただき、ありがとうございます(><*
こちらこそ大変素敵なコメント、ありがとうございました!
蝉の抜け殻といなくなったレイちゃん、
閉じ込めたままのラムネのビー玉。
どれもがキラキラと光って、
そっと包みたくなる物語でした。
(コメント失礼しました。)
作者からの返信
結音(Yuine)さん、コメントありがとうございます。
そっと包みたくなる、とのお言葉嬉しいです!
丁寧に、大切に読んでくださり、ありがとうございます(><*)