新しい夢想家

 センダイ=シティの空は、キノコと秋鮭を合わせたクリーム煮の色だった。


 携帯型端末スマートフォンでカクヨムに没入ジャックしていたヌリーは、某自主企画賞に応募して以来手を焼いていた『冷蔵庫の女フリーズガール』を適当な自主企画に放り込んだところだった。


自信作トップガン? まあいいさ」


 しかし不意に別のアイディアが頭を巡る。

 冷蔵庫より力を入れたがあまり延びていない『鳥葬コンドル』。

https://kakuyomu.jp/works/16818093082871159757


 此奴に入れ替えようか。だがヌリーの頭には血が巡っていなかった。青空文庫ブルスカライブラリー芥川オレンジ太宰グッドバイの読み上げに夢中になり昼寝できなかったのだ。


嗚呼わー


 気付いた時には冷蔵庫はマイページより削除されていた。スマホ連打ブラバしても時すでに遅し。


 しかし、ヌリーも今やただの初心者ルーキーではない。このトラブルにも宝物ネタの匂いがしたのだ。


 ヌリーの携帯型端末スマホをタップする指が走る。


 X∶『冷蔵庫消しちゃった泣笑』

 X∶『バックアップ!?』


 同時にタブを操作。叡智「十を乗すること十の百乗回の星の思索者グーグルクローム」を起動アップ


 G∶『カクヨム 削除 復元』

 G∶『右クリックよりキャッシュページ』


「なるほど。右クリック?」


 ヌリーは携帯型端末スマホの液晶の右側を何度も叩いた。「違うのか?」舌打ちと共にヌリーがこぼす。


 G∶『スマホ キャッシュページ』

 G∶『現在使用不可』


嗚呼えー


 そこでヌリーの脳にさらなるアイディアが舞い降りた。検索画面のプレビューに僅かな行の文章テキストが残っていたのだ。


「行けるか!?」


 G∶『ぬりや是々 冷蔵庫の女』


 G∶『冷蔵庫の容量は、大きければ大きい方が良いと私は思います。······』


「よし回収コピペ


 こうして『冷蔵庫の女フリーズガール』の復元サルベージ作戦が始まった。


 現在、約7,000文字中、3,500文字回収コピペ


 イマジナリー文芸部をご覧の皆さん。

 イマジナリー部長です♪

 ぬりや君が大ポカかましちゃいました。

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