応援コメント

第83話:遊牧民の牙(9)」への応援コメント

  • 鍛治職人さんとの暗号のやりとりにリアリティがありますね!
    この豪快かつ緻密な感じがいかにも職人気質。
    ウミドの身体の寸法を測ったということは、ウミド用の鎧でも拵えたのでしょうか。次は革職人さんのところで別の装備の調整かしら。

    アリサの問いかけ。確かに気になるところです。
    >金が湧き出るなんぞと夢見るんじゃねえ。もしそんな物があるとすれば、てめえ自身だ
    金のために、というタイプではなさそうですよね。自分の仕事に誇りを持っている人だろうなと思います。
    今回のことも、彼なりの行動原理がありそうです。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    専制政治の中で支配者階級に楯突くのが、どれほどのことか。歴史や創作で知っているようでも、やはり現代日本ではイメージしにくいですよね。
    それで暗躍っぽい場面を挿し入れたんですが、リアリティーに繋がっているなら嬉しいです。

    名前も出ないことでお察しと思いますが、この職人さんはこの場面限りの登場です。
    古代から中世くらいまでの職人さんって、テクノロジーの先端に居る存在ですよね。
    自分の中にそういう技術を詰め込み、研鑽し続ける人。いったいどんな人間性かなと考えると、やはりストイックなのだろうと思います。
    でも、いざというときには決断力や行動力も必要。
    ということで生まれた鍛冶職人さんでした。

    ほとんどできていると言って見せられたのが、指の太さほどもある鉄の棒が何十本も。
    受け取りに来るのはウミドでなく、傷痕の男の部下。
    ……はて、なにを作ってもらっているんでしょう?
    次に向かう革職人さんのところで別の装備品というのは、なるほどと思います。たとえば全身を覆う鉄の鎧を作るにしても、連結には革を使うはずですし。

    この鍛冶職人さん、お金では動かないタイプですね。おおまかなことはアリサの問いに答えてくれるのではと思います。
    アリサも突然に、どうしてこんなことを訊いたんでしょう。協力してくれるのならなんでもいいような気がしますが──