応援コメント

第77話:遊牧民の牙(3)」への応援コメント

  • 獅子とか、竜とか、麒麟とか、何かと強そうな幻獣が旗印に掲げられがちですよね。
    何を食べるか、何を神とするか、文化ごとで違います。お互い受け入れられれば、避けられる争いもあるかもしれませんよね。

    本作を読み始めた時から感じていたのですが、登場人物のネーミングでそれぞれの属する文化が違うことが推察できるのがすごいです。
    名前とは、両親から最初にもらうプレゼントですが……

    >よそ者。余計なもの
    アリサの抱える事情がますます気になります。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    自然現象を含む災厄や吉兆を獣の姿に見立てるのは、東西問わずにありますね。
    日本の家紋にも龍とか鷹とかありますが、多いのは植物かなと思います。紋章としては人気がなかったんでしょうかね?

    さておき、
    >何を神とするか、文化ごとに違います
    と仰るように、同じ対象物でもところ違えば扱いが変わります。東洋では龍は神様なのに、西洋の竜は邪悪の化身みたいな感じで。
    日常の生活に溶け込んだ感覚的なところから出てくる価値観なので、訪れて数日とかで理解するのは難しいと思いますが。
    異なる部分はあって当然、と常に思えれば争いになりにくいはずですね。
    古代や中世、ウミドのいるこの世界などでは、そういう『異なる価値観は蹂躙して良し』という発想のもとに戦が起きていて、悲しいことです。

    >登場人物のネーミングでそれぞれの属する文化が違うことが推察できる
    うわあ……! 気づいてもらえて嬉しいです!!
    元々私はネーミング厨というやつで(設定厨でもあると思います)、キャラクターにはそれぞれ多くの意味を持って名付けをしています。
    (某、茂部家や賀屋家の面々に叱られそうですが)
    それで今作ではまさに言っていただいたとおり、生まれた文化圏の違いによってネーミングを分けています。
    現実世界に当てはめると、ペルシャ族・ウズベク族・胡族・東スラヴ族ということになります。
    気づかなくとも物語を理解することに不都合ないですが、気づいていただければ人物Aと人物Bのものの考え方が近かったり遠かったりすることなんかが分かったりします。

    >名前とは、両親から最初にもらうプレゼント
    プレゼントと思える人と、呪いと感じてしまう人と。現実にそれぞれあるだろうと思っています。
    アリサの名前は、どうも喜ばしい意味ではなさそうですが、いったいどんな意図があれば、そんな名付けが行われるんでしょうね……